忘れがちなしあわせ霊感パパのつぶやき（仮→本）

六徳図を貼り付けしておきますね。




肝高の阿麻和利

いやぁ・・・すごかった！





かでな文化センターにて観劇し、感激してきましたよ。


演者さん、中学生・高校生なんです。


思春期真っ只中。


実はね、「まあね・・・学生でしょ。アマチュアだよね」と、心のどこかでそういう先入観がありました。

で・す・が・・・見事に打ち崩されてしまいましたわ。


み～んな、真剣！本気と書いて「マジ」


荒削りなところはやっぱあると思います。ですがね・・・。


不思議と力が貰えます。なんかこう・・・心がほっこりしながらキッチリする。

和みつつも、緊張する。

不思議なパワー満載の舞台でした。


以下に、ネットで見つけた「肝高の阿麻和利」関連動画、張り付けて置きます。









明日はいよいよ、六徳仲間の出演する公演です。

場所は同じく、かでな文化センター。　午後3時からの一回こっきりの公演。

わたくし、行きますです。






ネットで見つけた「鬼鷲　UNIWASHI」動画！




今日のことで、完全に先入観が吹っ飛んでしまったわたくしです。


明日の公演・・・スゴク期待しています。




さて、阿麻和利 と言えば、策略家として知られています。

今までは英雄というのではなく、まったく正反対のイメージで捉えられていました。

まぁ、「悪役」ですね。


阿麻和利 の生きた時代は、琉球の戦国時代。各地で「按司」（地域の首長）が割拠し、首里の王府はそれら力のある按司を危惧していました。

なかでも、勝連の阿麻和利と、中城の護佐丸との戦いは有名です。

阿麻和利は、護佐丸を打ち倒そうと策を練ります。

単独では攻略が難しいと考えた阿麻和利は、当時の琉球王であり、自身の妻の父親でもある尚泰久王に、「護佐丸が謀反を起こそうとしています」と伝えます。それからも策を講じてついに王を動かし、宿敵護佐丸を打ち倒します。
しかし今度は、妻と家臣に裏切られ、ついには尚泰久王に滅ぼされてしまうという話しです。

今まではこういう話でした。

しかし、近年において、どうやら違うかもしれないということになっています。

琉球の歴史書と言われている権威ある書物に、このことが記載されていないということ。

誠実を第一に考え、民百姓のことをよく考える人であったという民間の伝承話が多々あるということ。

そして、琉球の歴史は、薩摩が入ってきたときに、なんらかの「手直し」があったのではないかという疑問が出てきているというらしいです。


これはもしかして、阿麻和利という人物は、英雄だったのではないか。

当時の主権者、または、なんらかの勢力が、自らの立場を守るため、意図的に阿麻和利を「悪者」にしたてあげたかもしれないということ。


真相は闇の中ではありますが、英雄として考えると、腑に落ちる部分がこれまた少なくないわけです。


阿麻和利は「誠実」で思いやりのある男だった、中城の護佐丸も、王に忠義を尽くす男であった。また、護佐丸は阿麻和利にとって、義理の祖父にあたる人物でもあった。

さて、首里の王府はだんだんと力をなくしていっってしまっている。

阿麻和利も護佐丸も、頻繁に唐の国との交易を行い、繁栄している。


いつかこの2人に王府をのっとられるのではないかと案じた「誰かさんが」、2人を討伐する方策を考えた。

王を言いくるめ、阿麻和利に護佐丸を討伐させる。　阿麻和利は、なにかおかしいと感じながらも王の命令である。

義理の祖父にあたる護佐丸を追い詰める。

護佐丸は、とうとう自刃してしまう。争うことなく、自らの死を持って「忠義」を示そうとしたのではないだろうか。

後悔の念にとらわれた阿麻和利。

王府の策略家の練った方法で、見事に阿麻和利を討つ。

王府は自らの犠牲を最小限にして、この二つの地域を牛耳る。


これは、あながち間違いではないかもしれない。


阿麻和利の妻と家臣は裏切ったのではなく、阿麻和利が逃がしたのかもしれない。


忠臣蔵で知られる敵役、「吉良上野介」も、地元においては名士であり、映画や物語で語られる「悪役」とは似つかない生き方をしていたとか。


そういう、阿麻和利を英雄化した舞台が15年近く公演できているというのは、阿麻和利やその周りの「誠の人々の想い」が、させているのかもしれない。