元犯罪者のジョン・リンクは、トレーラーハウスで仲間たちとアルコール依存症のリハビリをしながら細々と暮らしていた。

　そんななか、数年前から行方不明になっていた一人娘のリディアが、ギャングとトラブルを起こし、ジョンに助けを求めに来る。

　一人娘を救うため、ジョンはギャングたちに戦いを挑む―

 

 

 

　さて、今回はTSUTAYAでゲットしたメル・ギブソンのアクションものをレンタル。劇場公開当時、ちょっと気になっていて観に行こうかどうか迷ったものの結局スルーしてしまった本作ですが、ここでめでたくレンタル開始ということで、さっそく手に取って鑑賞してみた次第です。

 

(C)Blood Father LLC, 2015

 

 

　なるほど、僕は嫌いじゃないです、これ。結構楽しめましたね。メル・ギブソンともあろう御大が、これまた随分と安いB級アクションに出たもんだな～と思いましたが、そこはさすがのメル御大、歳を重ねての男気や渋み、哀愁を感じる存在感でしたね。まあそもそもプライベートがメチャクチャなメル御大なので、映画会社も使うのを敬遠してるんでしょうが、それでも本作のメル・ギブソンはさすがのカッコよさを見せていたと思います。

　ストーリーとしてはいたって単純、ギャングに狙われた一人娘を持ち前のテクニックや人脈でもって守り抜き、ギャングと対峙するといったもの。関係がギクシャクしていた娘との仲も、次第に絆を取り戻していくというドラマもあり、ありきたりではあるものの、そこはメル・ギブソンの存在感で一味違ったものになっている。バイクをかっ飛ばす御大はカッコイイですぜ～

　まあでも、こういうB級ものに出て長らく潜っていたメル・ギブソンが、結果的に今年『ハクソー・リッジ』という傑作を生みだしたわけですから、役者としても映画監督としても才能ある存在なんだと改めて感じますね。