「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」 ★★★~スター・ウォーズの安売り | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2018』の掲載にあたって」

 
スター・ウォーズの安売り
★★★
(C)2018 Lucasfilm Ltd. All Rights reserved
 
(2018年/アメリカ/135分/Solo: A Star Wars Story
 
【 監督 】
ロン・ハワード

 

【 出演 】
オールデン・エアエンライク
ウッディ・ハレルソン
エミリア・クラーク
ドナルド・グローバー
タンディ・ニュートン
フィービー・ウォーラー=ブリッジ
ヨーナス・スオタモ
ポール・ベタニー
ジョン・ファブロー
エリン・ケリーマン
リンダ・ハント
ワーウィック・デイビス
 

 

【あらすじ】

 
 惑星コレリアのスラム街で犯罪を繰り返して生きるハンは、極貧生活から脱出するため幼馴染のキーラとともにコレリアからの脱出を目論むが、脱出に失敗しキーラと離れ離れになってしまう。
 キーラを救うため、戦場荒らしを生業とするベケットの仲間に入り、帝国軍が持つ精製コアクシウムの強奪に手を貸すことに。しかし、強奪に失敗してしまったハンは、犯罪シンジケートのドライデンに別惑星での精製コアクシウムの強奪を約束する。
 ハンは相棒のチューバッカとともに惑星ケッセルに向かうが、それは極めて困難なミッションだった―
 
 

【コメント】

 

 SF映画の金字塔である「スター・ウォーズ」というコンテンツがディズニーの手に落ちて以来、ほぼ毎年スターウォーズ関連の映画が製作・公開されている昨今。今年は、中3部作の人気キャラであるハン・ソロの若き時代を描いたスピンオフということで、好きか嫌いかは置いといて、とにもかくにも映画ファンならば観なきゃならんだろうと、「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 

 

(C)2018 Lucasfilm Ltd. All Rights reserved

 

 

可も不可もなく無難な作り

 

 うん、まあこんなもんか。映画ファンでありながら、スターウォーズというコンテンツにさほどトキメキを感じない僕としては、可も不可もなく無難な作りといったところでしょうか。まずまず楽しめましたけどね。

 タイトルからの予測どおり、ハリソン・フォードが演じた宇宙のアウトロー・ハン・ソロの血気盛んな若き時代を描いたもので、ソロが如何にして宇宙のアウトローとなったのかという過程や、相棒チューバッカや愛機ミレニアム・ファルコン号との出会い、“ハン・ソロ”の命名の由来までが本作で判明する。ハン・ソロのスピンオフ作品を作るとなれば当然の内容ではあるけど、逆に言ってしまうと映画を観る前になんとなーく盛り込まれる内容が読めてしまう。意外性も特になく、ハン・ソロというキャラクターありきで無理やりストーリーを組み立てた感じがする。

 まあでも、ラストにエピソード1で体が真っ二つになって死んだはずのダース・モールが登場したりと、スターウォーズ・ファンなら本編とのつながりを楽しむ場面も色々とあるので、そういった部分では楽しめるかも。てことは、『ハン・ソロ2』があり得るってことか?それとも、また違うスピンオフでつながってくるのか?そう考えるとちょっと面白いかもね。

 

 

スター・ウォーズの安売り

 

 2016年公開『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』でも書きましたが、ディズニーに落ちたスター・ウォーズというコンテンツの安売り感がどうにも否めない。昔は新作が出来ただけで劇場は長蛇の列、コスプレした観客もいたりと、社会現象になるくらい世間がフィーバーしてたものですが、新3部作の登場以来、年一で新作が公開されて、世間からはありがたみが薄れてきている感じがしますね。

 これで面白ければいいんだけど、新3部作含めて今のところ「これぞスターウォーズだ!」といった作品が作られていないのも事実。製作側としては、ドル箱コンテンツを手にしたわけだからとにかく新作作ったれ!の勢いなのかもしれませんが、ここは改めて考え直したほうが良いと思います。

 

 

これでいいのか?今後のスターウォーズ

 

 安売り感が否めないスターウォーズですが、本作は本土アメリカでは予想をはるかに下回る興行収入を叩き出してしまい、評価も賛否両論。それもそのはず、年末に公開された『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』がファンの間ではすこぶる評判が悪く、「これでいいのか?スターウォーズ」といった今後の展開に心配する声が上がっている。

 その点、今いちばん熱いマーベルの「アベンジャーズ」シリーズは、世界観の構築から一作一作に手を抜かない面白さの水準の維持、そしてトータル的なストーリー展開まで考えに考え抜かれていて、観ていても非常に面白い。今のスターウォーズは、そういった部分がまだ弱いんじゃないかと感じる。改めて世界観の考察と、今後の方向性を考え直すことが急務であると僕は考える。

 今続いている3部作の後に、また新たな3部作の構想もあるようだし、他のスピンオフも色々と考えているようだが、ただただ年一でダラダラ続けていてはコンテンツを潰してしまうことは必至。そうならないためにも、一作一作の水準はキープしてもらいたいものです。

 

 

 

(C)2018 Lucasfilm Ltd. All Rights reserved

 

 

【2018年度 Myランキング】(7/7時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 さっそく夏バテ気味。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:孤狼の血 ★★★★☆

  2位:アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ★★★★☆

  3位:デッドプール2 ★★★★

  4位:万引き家族 ★★★★

  5位:シェイプ・オブ・ウォーター ★★★☆

  6位:空飛ぶタイヤ ★★★☆

  7位:いぬやしき ★★★☆

  8位:リメンバー・ミー ★★★☆

  9位:悪女 AKUJO ★★★☆

 10位:グレイテスト・ショーマン ★★★☆

  次点:レディ・プレイヤー1 ★★★☆

     

     

     

     

  (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:パンク侍、斬られて候 ★

  2位:ザ・リング リバース ★☆

  3位:マンハント ★★☆

 

 

<その他ランク外一覧>

キングスマン ゴールデン・サークルジオストーム咲 Saki 阿知賀編 episode of side-A祈りの幕が下りる時デトロイト羊の木スリー・ビルボードサニー/32今夜、ロマンス劇場でブラックパンサー15時17分、パリ行き去年の冬、きみと別れちはやふる-結び-マザー!トレイン・ミッションレッド・スパローダンガル きっと、つよくなるパシフィック・リム アップライジングラプラスの魔女ランペイジ 巨獣大乱闘フラットライナーズ恋は雨上がりのように戦狼/ウルフ・オブ・ウォー勝手にふるえてろDESTINY 鎌倉ものがたり探偵はBARにいる37 WISH セブン・ウィッシュネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!ダークタワーハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー


 

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