こればかりは好みの話になってくるが…

俺は腹から出てる艶のある歌声か、トーンを抑えたハスキーな歌声が好きだな。

今主流の鼻に掛かりながら空気がもれるように抜けていく歌声はどうしても受け付けない…線の細い女性のRock,パンクのシャウトも苦手だな。

自ずと依頼を受けたり、提供できる楽曲の幅が狭まる。でもここは譲れない…

「そんな事言ってると仕事減るぞ!」
よく先輩方に注意されたが、「わかっています」と言いながらこれだけは譲れない。

だからそういう歌声の持ち主とばかり何十年も付き合ってきている。

全く困った確信犯である。

それに因み今日は 和 の歌ならこの人という女性歌手を紹介したい。もちろん俺の主観ではあるが…

ライブは地方営業も含め、二桁はご一緒したかな。楽曲も2曲ほど付き合ってもらったが、本当に素敵な艶声に密かに惚れている。本人にも言ってあるので密かでは無いが、本来声には密かに惚れた方が過ごし易い…結構な大舞台でも歌っているのに欲のない人で。でも和装に身を包み、ギルドをかき鳴らしてのステージは何回観ても恰好良かった。

山桜、姥桜~歳は言わない約束になっているが…大人のステージを見せてくれる渡辺みやこさんのナンバーから「山桜」宜しければ是非!!曲終り前のシャウトはまさに山でひっそりと寂しく咲く桜の叫びか…。



昨今依頼があった話は続けて機械が歌う話であった…
コンピューターが歌うならコンピューターが作詞すればいい…
時勢であっても俺はやらない!!

こうして歌声の好みについての雑談もできなくなる日が絶対こない!とは言い切れないと思ってしまうほど、生の声は存在感が薄くなってるね…

人の声の温もりは、どこへいってしまうのだろう…