今一曲詞を書いているので、ちょっと参考に昔のファイルを見ていたら…
数年前の事件で未だに犯人と真相がわからない事の証拠物件を偶然見つけてしまった。
当時、俺はめったに事務所には顔を出さなかったが、ふっと気まぐれで突然立ち寄ったりしていた。
その時は何やら事務所のコンプリート盤を作るのどうのの会議をしていると聞いたので、興味があり覗きに行ったが…今思えば虫が知らせたのだろう!!
「おはよう」と入口のドアを開けると、すぐ脇にあるミーティングルームで「え~っ」とか声がしてバタバタ始まった。俺がふつうにドアを開けると同時に何かがシュレッダーにかかった。何をシュレッダーしたかは知らないが、ホワイトボードにその答えがハッキリと書いてある。
「裏BEST CD」候補曲一覧
正規タイトル→裏タイトル
●「名前で呼んで」→「指名で呼んで」
●「月夜の旋律」→「月夜の○んずり」
●「泣かんといてくれ」→「やかんおいてくれ」
●「このほしに生まれて」→「この牛に踏まれて」
「小錦に踏まれて」
●「あるストリッパーに捧げる詩」→「あるストリッパーに捧げた童貞」
●「寂しい気持ち」→「淋しい病」
●「風の出会う場所」→「風邪のうつる場所」
●「夢」→「夢精」
●「とにかく今は幸せだよ」→「とにかく今は包茎だよ」
●「ささやきにつぶやいて」→「たこ焼きにイカ焼いて」
役職にあるスタッフが集まっての会議でこそこそ決めていたのがこれであったのか…
全10曲入りプロモーション用BEST盤…出せるもんなら出してみな!
本人達は断固否定し、これが書かれた便箋が郵便ポストに入っていたが、全部管理楽曲だったり絡んでいる曲なので気味が悪くて対策を練っていたと言う。
「それをシュレッダーしたらマズいんじゃないの?」
「いえシュレッダーしたのはコピーしたやつで…」
「じゃあ原本出せよ!」
彼らも口が堅いのが取柄で、誰が首謀者か何の目的だったのか未だにわからないがコピー機に原本を残し複製をシュレッダーしたのを言ってしまうあたりが正直な彼ららしい。その原本が俺の手元に残っている次第である。
本気で裏タイトルの詞まで書いてきて作曲者の許可とって持ってきたら面白かったのに…あっ俺の曲もあるな…
その時は只々呆れ果てたが、今思えばちょっとやってみたかった気もするけど、音楽部門が収益部門に見放されたのも仕方ないかと笑うしかないね。
俺が思うに首謀者は多分このマブイグミを担当していた二人であるが、名誉の為名前は伏せる…一人は社長、一人は営業本部長である!!!
品のない話で申し訳ないです。たまにはいいかなと…