怪我で休養していたこともあって、私も気づいてませんでしたが、実はネイサン選手は去年の全米で、すでにフリーで4クワド成功してたんですね!
そう言えば聞いたような気がしますが、すっかり忘れていました。
バルセロナのJrGPFで優勝した時に、羽生選手のパーフェクトな演技を目の当たりにして圧倒されたという逸話がありましたが、そのひと月後ぐらいのタイミングでの演技。何か心に期するものがあったんでしょう。
この頃からすでにメキメキ頭角を現していたけれども、エキシで怪我をしてワールドとかも出ていなかったので気づきませんでした。
やっぱり演技を見ても、並はずれたものがあります。終盤になってもよく体が動いているし、とても16歳の演技とは思えません。
ボストンワールドでデビューできていたら、今頃は大変なことになっていたでしょうね。
もちろん、羽生選手はリサーチ済みでしたでしょうから、今季、構成上げを断行したのも当然のことだと思います。
オーサーも忙しすぎてロクに見ていなかったのでは。これをちゃんと見て、ちゃんと評価できていたら、羽生選手の構成上げに反対するなんてありえませんから。
ハビエルとかパトリックの動向ぐらいしか見えていなかったのでしょう。
同じように、日本のマスゴミやフィギュア関係者も「ネイサンはジュニア上がり」という固定観念で見ていて、ノーチェックだったのではないでしょうか。
今回のことでやっと大手メディアなどが「羽生のライバルが四回転5度成功」と報じ、やっと「誰が本当のライバルなのか」を正しく認識するようになったなと感じました。
羽生選手はとっくにそう思っていたと思います。
国内しか見ずに無益なライバル煽りをして、延々と足の引っ張り合いをしているようでは、五輪金メダルなんて到底無理。
トップアスリートたちは世界で戦っているのだから、フィギュア関係者はもっと勉強して、世界標準でものを考えられるようになって欲しいです。
派閥とか利権をめぐるドロドロした争いに終始して、昨年末のMOIのように全日本を私物化するようなことでは、終わりです。あんなひどいMOIを見たのは初めてです。
荒川さんがスケ連に入った時、派閥争いをなくしたい、などと言っていたのはどうなったんでしょう。
むしろ悪化しているとしか思えないのですが。