デート当日。神社最寄りの駅で待ち合わせて一緒に神社に行くことになった。

あらかじめ神社がどのようなものか調べておいたが、どうも安産祈願を主とするところのようだ。有里さんと安産がうまく結びつかない。将来の自分達の子供のため?というのはおそらく筋違いも甚だしい完全な妄想だろう。

待ち合わせ場所にはいつものように自分が先に着いている。有里さんは時間少し前にやってくる。

「もりおさんやっぱり早いですね。」

「前もそんなセリフじゃなかったですか(笑)次は有里さんよりゆっくり着きますね。では行きましょう。」

そう言って手を差し出した。有里さんは気づかなかったのかスルーしている。差し出した手の行き場が無くて、ぎこちなくポケットに手を入れる。

さきほどの行為はなかったことにする。

「神社でデートなんてなんだか大人ですよね」

「そうですか?」

「どんな神社なんだろうって気になってちょっと調べたんですけど、安産?祈願の神社なんですね。もしかして有里さん?てことはないですよね(笑)」

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