最近は多少こういうことは少なくなったのでしょうけど、以前は日本にやってくる外国のクラブチームや代表チームはフルメンバーで来ることが本当に少なかったです。なのでわたしは国内で行われるフレンドリーマッチ(例えばキリンチャレンジカップなどのような…)の結果は割り引いてみる癖がついてしまっています(残念なことですが…)。舐められて、大抵は1.5軍か2軍が来日するという先入観がどうしてもあるものですから…。

この時のバイエルン・ミュンヘンもトニ(当時イタリア代表)、リベリー(フランス代表)、カーン(元ドイツ代表)が帯同していませんでした。それでも、ラーム、シュバインシュタイガー、ポドルスキー、クローゼらのドイツ代表のメンバーは来日しプレーをしてくれました。

その中に、トップチームに昇格して間もない彼の姿を見ることができました。トニ・クロース(当時18歳)。24歳のドイツ代表のMFです。今大会は自身2度目のワールドカップです。今回は、ドイツ代表の真ん中にいると言った存在です。「あのときの青年が…」と思うとどうしても肩入れしたくなります。

昨日、レアル・マドリーが今夏の補強の第一候補にクロースを挙げているという報道がありました。彼には、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナからオファーが届いているとも報じられています。イタリアの名将、カルロ・アンチェロッティは「クロースはとてつもない才能の持ち主だ。プレーのすべてが予測できない。走力に優れ、スペースに入り込む能力は稀に見るものがある」と評価しているようです。

昨日のアルジェリア戦はとても力の入る試合でした。デザートフォックス(アルジェリア代表チームの愛称)は最後の最後までドイツを苦しめました。「気持ちの入ったプレー」を120分間見せてくれたと思います。強い身体に柔らかいボールタッチ、独特のリズムでボールを動かし、ジャイアントキリングが起こるのではないかと思わせる戦いぶりでした。アフリカの選手は身体能力は高いが、チームは脆いというイメージ(わたしの勝手なイメージ)が変わるような粘り強い戦いぶりでとても素晴らしいゲームでした。


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