2017年7月2日日曜日

映画「嵐を呼ぶ男」




 

言わずと知れた、といいたいところだけど若い人たちは知らないであろう映画。石原裕次郎が破天荒なジャズドラマーを演じている。当時の日本でジャズとドラムがいかに人気があったかが実感できる。今の視点でみても音楽的なつっこみどころはそれほど多くない。むしろ同じジャズドラマーを主役にした映画「セッション」のほうがつっこみどころが多い(そもそもタイトルからしてちがうだろ~)。
‘57年の作品だが、当時の日本ジャズが模倣ながらもモダンジャズを演奏していたことがわかる(54年のモカンボ・セッションではまだ試行錯誤という印象だよね)。



<<この後の文章はネタばれです>>
普通の状態でも勝算がなかったのに負傷したままドラム合戦に出場。結局思うように叩けず苦し紛れ(?)に歌いだしてそれが拍手喝采となるわけだけど、ドラム勝負なのにこれってどうなの?試合に勝って勝負に負けたとはまさにこのこと。あとさ、自業自得なところはあるのだけど、悪者は無傷で勝って主人公は痛めつけられて二度とドラムが叩けないまま終わるというのはおいらはいやだねえ。



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