絨毯博物館(3) -絵画風の絨毯- | 特派員ママ @イラン

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イランで、2人の子育てをするママのブログ。


ご紹介している、テヘランの絨毯博物館。


きょうは、人物が織り込まれているものを中心に、
絵画風のものをご紹介します^^!





ギリシャ神話をもとにした、1910年の作品(ケルマン産)。






曲線にズレが許されない人物の描写も、髪の毛のロールに至るまで正確!
もちろん周りの花々も、多種多彩です。






でもやっぱり、なんとなくおもしろフェイスのゾウさんに目が行きます(笑)
鼻を縫い合わせたぬいぐるみみたい^^!






同年代の同じくケルマン産の人物像ですが、






(おそらく)ペルシャ語や数字の表記があると一気に、イスラミックな雰囲気です。






自然の風景も、まばゆいばかり!







木々も鳥も花も空も雲も土壌も、なんだか活き活きしています。







テヘラン産、狩りの様子が描かれた絨毯。







所々光ったように見えるのが、シルクです。

わかりますでしょうか。
例えば下写真(↑)だと、ライオンの体(↑右)とか、馬に乗った人の服(↑左)とか。




鳥の白い体(↓左)とか。

全然レベルが違いますが、私の作っている絨毯も、模様の縁取りなんかはシルクです^^
  (→「絨毯、作り始めました!」ご参照ください)






戦闘が描かれたものもありました。







この絵画風絨毯も、18世紀もの(カーシャーン産)。
年季が入ってます!







味のある…。

ゴレスターン宮殿」と同じ、この感じ…。
神話的意味がいろいろあるのでしょうが、どうも好きになれません(^^;






絵画風のもので一番見入ってしまったのが、これ。

19世紀初期のタブリーズ産です。





四季を表しているとのこと。







直線使いの箇所も、あっぱれな緻密さです!

 





ヨリの写真もついつい、載せたくなります^^







中央は星座で囲まれていますね。



これが、一目一目編まれた絨毯だというのですから、
すさまじいことです!




写真載せすぎ?営業妨害(笑)?

いやいや、間近で見ると感動が全然違うはずですので、
機会があればぜひ絨毯博物館に足を運んでみてください^^!

少しは広告効果もある、ということでm(__)m




明日からもまだまだ秀逸な絨毯たち、ご紹介します^^