韓国旅客船沈没


韓国南西部全羅南道の珍島(チンド)近くの海上で旅客船「セウォル号」(6825トン)が沈没した事故で、韓国海洋警察は18日、運航会社のチェン ヘジン海運を家宅捜索した。また、警察当局などは、事故発生当時、操舵(そうだ)手に操縦を指示するなど船長業務をしていたのは、経歴が浅い3等航海士 (26)だったとの中間調査結果を発表した。

 韓国メディアによると、この日午前には潜水士が船内に入り、空気の注入を始めた。船の完全な沈没を防ぎ、行方不明者の捜索を本格化させる。

 海洋水産省によると、船舶自動識別装置(AIS)の発信データを分析したところ、事故当時の16日午前、遭難信号を出す数分前に船は右に急旋回していた。急な旋回で貨物が左に偏ったため船はバランスを崩し、転覆した可能性がある。

 海洋警察は、業務上過失致死傷容疑で船長への事情聴取を続けており、事故当時の操舵状況や乗客の避難誘導などについて聴いている。船長は事故発生当時、経験1年半の3等航海士に船の操縦を任せ、休憩中だったとの情報もある。


韓国では、3等航海士でも操船の指示を行うことは可能。ただ、潮流が速いことで知られる現場海域を通る際に経験の浅い者を任せた船長の判断が問われそうだ。

 韓国当局によると、同日午後の時点で、事故による死者は修学旅行の高校生ら28人、行方不明者は268人。179人が救助された。



船長や他の船員たちは急いで逃げたそうだ。

船長、船員は最後まで乗客の身を守る義務がある。

でも死の恐怖を感じた時に実際に行動できるか???

実際、そんなに強い人間ばかりではないということだ。