昨日の続きです。
睡眠不足になると人間のもっともっと複雑な能力が障害されるのです。
それは、寝てるうちに脳がやってくれている非常に大切なこと。
寝ている時、脳はすでにある情報を並べ替えて、意味を見つけ出すことができるようです。
不要な情報を捨て、剪定し、整理し、残った情報からパターンを形作り、そのパターンを理解する。
ノーベル賞級のひらめきなどもぐっすり寝た後で自然に浮かんだというエピソードなどは、これで納得がいくようです。
例えば、遠くの町での条件の良い新しい仕事を受けるかどうかということなどを、脳は寝ている間に処理してくれるらしい。
当人や配偶者、子供達のコストと利益、厳しい人間関係、家族との距離、生活が変わることへの混乱
これらの諸問題全てを意識的に分類、定量化することはほぼ不可能に近いことだけれど、脳は寝ている間に処理してくれるらしい。
すっごいですね
睡眠研究の世界的権威ロバート・スティックゴールドは言う。
「私が心に刻んでいるのは、日中に2時間情報を取り込んだら、その意味を理解するために脳は1時間の睡眠を必要とする、ということです。その時間が取れなければ理解はできません。
利口さ(smart)と賢さ(wise)の違いは、一晩にもう2時間多く眠るかどうかなのです。」
生きていると、小さいことから大きなことまで、日々判断を迫られていますが、本当に賢い判断をするためにも寝ることが大切なんですね。
これから30分は早く寝ようと思います。