こんにちわ。
北鎌倉の浄智寺にてポーセラーツのお教室(鎌倉・湘南・逗子・葉山・藤沢・横浜方面)
をしておりますバトーマドモアゼルです。
「金継ぎって何ですか?」というご質問をたまに頂戴します。
私は昔からよく目にしていた物でしたので比較的身近に感じていたのですが
今はご存じない方の方がむしろ多いのか~。。。と気づかされました。
高級割烹などで出される器で金継ぎされたものを今でもたまに見かけますが
金継ぎとは漆と金粉を使用して割れたり欠けた器を修復する日本古来の修復技術です。
家庭ではお皿を割ったり欠いてしまってもたいていは捨ててしまいますよね~??
でも、大事な思い入れのある器や茶道のお道具、作家物、高価なお品は捨てるには忍びないです。
まだ接着剤等がなかった昔の日本では、漆は接着剤として使用されていました。
漆で接着すると継ぎ目に漆の跡が残ってしまうので、それを隠すために金粉を使います。
昔は器も貴重品でしたので割れてしまったからポイっとはできなかったのでしょう。
修復して大事に使っていたのだと思います。
自然の物ですので食器の修復剤としては安心。
今は接着力のある陶磁器専用ボンドもありますがやはりどうしても見た目が残念
貧相で可哀想な感じになってしまいます。
でも金継ぎは違います!
数回の工程をへて最後に金を蒔くと
その瞬間に器が嬉しい~!綺麗にお化粧してくれてありがとう!と喜んでいるように
私には見えるのです。
この瞬間は結構感動ものですよ。(#^.^#)
茶道ではお茶碗を金継ぎすると景色が変わって正面と裏が変わるというくらい
金継ぎは隠すのではなくむしろ「見せる修復」なのです。
キズをも輝きに変えてしまう日本古来の技法です。
和食器はもちろんある程度の格のあるものでしたら洋食器にも合います。
お手持ちの食器で欠いてしまった大切な物をご自身の手で修復してみませんか?
ご興味ある方は是非お気軽にお問い合わせください。
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