可哀想な子の作り方 | 裏庭のないしょ話

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心の中のこと

今日でやっと学童用のお弁当作りから解放されて、ホッとしているリーディングカウンセラーの雫石雪乃です。

明日からは給食のスタート。
料理音痴の母から逃れ、子供たちの食生活もようやくまともなものになることでしょう。

さてさて。
先日、とても面白い理由でカウンセリングを受けに来て下さった方がいました。

その理由はというと、

「こんなに楽しそうに生きている人って自分とどう考え方が違うのかと思って」

え?( ̄□ ̄;)!!

話を聞いたら、本当に何もかも私とは考え方の違うことだらけ。
カウンセリングの間中、それはもうお互いに驚きの連続でした。
彼女の悩みをあれこれ聞くのだけれども、なぜ彼女がそのことで悩んでいるのか私には理解出来ないのです(笑)

ちょっとまってね?なんでそれで悩むの?の連続。

このクライアントさんには中学2年生の娘さんがいるのですが、素直で反抗することもなく、とても良い子に育っているのだそうです。

昨年、その娘さんの歯科矯正を始めました。
歯科矯正は小学4年生ぐらいから始めるのが理想的なのだそうで、そうと分かっていたのになんとなく延び延びになり、昨年からのスタートになったのだそうです。

それを今ではなく小学4年生から始めて上げれば良かった・・・と彼女は泣き始めました。

そこで、

「じゃあ、娘さんは歯科矯正のことでお友達にからかわれたり、いじめられたりしているのですか?」

と聞くと、そうではないと。

「では、娘さんが歯科矯正を嫌がっているのですか?」

と聞くと、

「いえ、ちょっと邪魔だな~ぐらいにしか思っていないみたいです」

「????」

彼女の悩みは一体どこに?

彼女の悩みは、娘のために早く手を打ってあげなかった自分が母親として情けないという所にあるようです。

えっと、ちょっと待ってね。

娘さんは「歯並びが気になるから矯正したい」と言った?

NO!

娘さんは「もっと早く矯正させてくれれば良かったのに」と言った?

NO!

娘さんは「自分は歯並びが悪いからブサイクだ!こんな顔は嫌だ!」と言っている?

NO!
むしろ、自分は可愛いと思っていつも鏡を見てうっとりしているらしい。

あれ?娘さんは全く困っていないことをなぜわざわざ「問題」にしているの?
歯並びが悪いってそんなに人として、女性としていけないことですか?



私には生まれつき左目の瞼をすべて覆い尽くす程の大きな大きなアザがありました(4年程前に取ったのでもうありません)

私の母親はそのことにひどく心を痛めていて、

「女の子なのに、顔にこんなものがあったらお嫁に行けないのではないか」

とずっと自分を責めていたようです。

でもね、私自身はそれがあることをそれほど気にしていなかったのです。
にも関わらず、母親を含めた周囲の人たちがみんな私を気の毒がり、なにかあるごとに

「アザがあるせいだ」

というものだから、私の中にどんどん

「私はアザがあるから可哀想な子なんだ」
「アザはあったらダメなものなのだ」

という気持ちが刷り込まれて行きました。
そうしてわたしはどんどん自分の一部であるアザを憎むようになりました。

それに比例して、周りからはそのことでからかわれるようになり、
私は徐々に周りの期待通りの「女の子なのに顔に大きなアザのある可哀想な子」になって行きました。

思春期を過ぎた頃から、私は私自身を「可哀想な子」に仕立て上げられるのがたまらなく嫌になり、どんどん母親から遠ざかろうとするようになりました。

母の近くにいる限り、私はずっと「可哀想な子」でいなければいけないと思ったから。

そして、いつの頃からか思うようになりました。

「ああ、問題や悩みって、その人が作るのではなく、周りから問題視されることで問題になって行くんだ」

って。

女の子は本当に顔に傷一つなく可愛くなければいけないでしょうか?
身体に傷があったらお嫁には行けないでしょうか?
可愛いとか不細工だとか、痩せているとか太っているとか、そんなことは本当に問題でしょうか?

そんなことは実は全然問題ではないのです。
どんな顔でも、どんな体形でも、どんな性格でも愛される価値はある。

こんな顔では愛されない、こんなに太っていては嫌われる、という呪いを徐々に徐々に解いて行くのです。

痩せてた方が良いよっていう世間の意見に、
可愛い方がモテるよっていう誰かの言葉に、
いちいち反応して、自分を否定する必要はないのです。

もうね。他人の意見に氣を取られている場合ではないのですよ。

10年ぐらい前になりますが、女性宇宙飛行士の向井千秋さんの旦那さんである向井万起男さんの『君について行こう』という本を読みました。

新装版 君について行こう (上) -女房は宇宙をめざす (講談社+α文庫)/向井 万起男
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彼の目線で語られる向井千秋さんは、女性的なものとは全く無縁で、見た目にも綺麗とは言いがたく、それでも自分の好きなコトにまっすぐでいつもキラキラと輝いている、それはそれはとても魅力のある女性でした。

これを読んだ時、私も千秋さんのようになりたいと強く思いました。

万起男さんはそんな彼女に夢中なのです。

美しさがあなたの心を満たすのであれば、どうぞより美しくなる努力を重ねて下さい。

でも、美醜があなたを苦しめるのであれば、自分の心を満たすことに夢中になってみて下さい。

見た目の美しさがあなたの幸せを決めるのではなく、いかに満たされた人生を送るかがあなたの幸せを決めるのだから。

こんなんでも、けっこう幸せよ?



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