●フランス(カペー朝)
Hugh Capet is crowned king of France, bringing a new dynasty to power.
急場なら行く 壁に乗る。
987年 パリ ユーグ=カペー カペー朝 ノルマン人撃退
987年、西フランク王国カロリング朝の断絶で、ノルマン人の撃退に功を挙げたユーグ=カペーは有力諸侯に推され、パリを首都にカペー朝を開いた。カペー朝の成立によって「フランス王国」と称されるようになったが、国王は北フランスの一部を領有するだけで、王権は弱く、各地に大諸侯が分立していた。歴代の王はカトリックと結び、着実に王権を伸張してゆき、12世紀末には神聖ローマ帝国につぐ強国となった。
AFTER カペー朝の王権は、はじめは東フランク王国に比べても微弱であったが、12世紀頃から次第に強大なものになっていったとくにフィリップ2世、ルイ9世、フィリップ4世の三人が王権の拡大に大きな功績があったが、1328年に断絶し、ヴァロワ朝が成立した。