S vs S Reloaded:The Borderline 1-4/急襲採決…忖度でなく損得
Spy vs Spy Reloaded Series:A Private Little Affair~
The Borderline "Pros & Cons"
「俺たちは辿り着いた~ボーダーライン(一か八か)」
[Ⅰ.NS side]
Act 4 背かれるN
俺は呑む前に適当に取った酒の瓶をまた適当に戻し、
グラスも置き、呆気にとられたようなペリル(イリヤ)の
手からもグラスを持ち上げるとそれもテーブルに返し、
もう一度ペリルの正面に立った。ちなみにテーブルの上
には最低3ヶ国分の種類がある盗聴器が、この部屋に
仕掛けられていた所々から集められ、放られている。
俺がグラスを受け取る間も、その動きを目で追っていた
ペリルの手は浮いたままで、ようやく俺の顔へ視線を
戻しても奴の顔はまるで不思議そうなままだというの
だから(溜め息も出るというものだろ!)
彼の浮いた手の薬指には、シンプルな指環が ぼんやり
光っている。もちろん前回既婚の役を受けた時に嵌めた
物なのだが(ただし、それでもギャビーの腰を抱くのも
恐る恐るで、彼女に手を捕まれそこに押しつけられてた。
キス[a kiss]などもやっぱり『していない』と、友達
以上・恋人未満を諦め選んだような彼女からも、別の
場所でペリルからも、聞き出していた)
その指環をまだ続けてつけているところをみると?
俺は目線で示して言った。ギャビーへの未練?もしくは
「てっきり女除けで、つけているのかと?でなければ…
女嫌いだったか。それは予想外だった、
この俺が見抜けないとはね」
ペリルは指環を外して隠し、俺を睨み付けたが何とか
感情は抑えたようで、目を逸らせて、ぼそぼそと言った。
「…これまで、そうした任務は他の方法でもって応用し
こなしてきた。キス[The kiss]も、ハグ[The hug]も
ダンス[The dance]も駆使して…これまで何とか なった。
今回も、心配ない」
ハグやダンスだ?…別のダンスは踊れるってか…
キスがアレだろ…うわ…知りたくもない
俯き加減で上目遣いする割と器用な、幾分可愛げのある
大男が囁いた。
「今日だけは、勘弁しろ…準備が出来ていない、心の」
何とも意味深?な目つき言葉つきに、ほんの少し、
まるで絆された気分になった…ような。と、その時。
俺の顔つきを覗き込んでいたペリルが(俺が『絆され』
かけたのを見て取ったらしく、)すうっと…
慢心の笑みを顔面(かお)に走らせたのだ…!
なるほど? 結構だ、いいだろう-
(それでこそ俺ナポレオン・ソロの相棒だ)
「おまえと踊ろうとは思わんよ」と言うが早いか;
俺は、油断があったらしいペリルの躰(からだ)を予測
より見事にベッドに沈めることが出来ていた。
「…カウボーイ…!ふざけるな!」
今度は驚き顔に、戻っている。いい気味だ。
体重をかけ乗り上げて両手を抑えると、ひっくり返されず
に済んだ。
「思わないが…自信過剰もしくは演技過剰ってもんだよ、
いただけないな」
「わかった…」と、俺が本性…いや本気を出す前に、
あっさりペリルが降参した。なんだ。(つまらん…)
「わかった。俺が未熟だった…おまえには敵わない。
明日の朝、ウェーバリーに作戦変更を申し出るから」
なんだ…。と。その時。俺の躰の力が何故か抜け始めた。
幸いにも、こいつのザ・キスという名の脅威たる平手打ち
は喰らっていない…いないのに。
『今回ばかりは、おまえの邪魔は困るんだ…』ペリルの、
まるで悲し気な声が、視界のように揺らいで聴こえた…
『心配するな(大丈夫だ ソロ…』いや…俺の心は
まるで逆だった 奴の言葉は…突き通す眼は
俺はそれらを見れていないのに 感じるのは
(アァ悲しいなペリル…おまえはずっと
そんな辛い眼をして生きてくつもりか
-自分のために生きたらいい -いつか。なのに)
まるで逆なのだ…そうか(帰ってこない気か?
これないのか…それでも行くのか…どうして)
ペリルと俺の心臓が重なり
その鼓動さえ悲しく響いた気がして…
俺の意識は 鼓動の感覚が薄れると共に 遠ざかった…
<続>このお話はfictionです。次回[Ⅱ.IK side]-Act 1
※[1.NS side][2.IK side]各数回ずつ予定してます<m(__)m>
このようなオチ?になりまして(お詫び!?)..結婚指環は旧イリヤがしてたよ
キス[The kiss]は映画の通り,ハグ[The hug]ダンス[The dance]は架空(^-^)
強行採決の極み[中間報告とやら]…忖度でなく損得。とは
上手く言ったもの。国会は踊り中継はされず時間と税金(かね)は
無駄遣い。一方でミサイル避難訓練の画像を観ました。何と言うか
…まあ『これは独り言よ』{b~y片山雛子衆院議員ぃゃドラマね(笑)}
戦後70年経つのに下らない答弁に大事な時も金も費やしたり
大変な事を見ない気付かぬふりして置き去りにして来たと
(専守防衛なり備えとくとか…シェルターとか。せめて子らに
ヘルメット→あと只 集めるのやめよぅ…大川小の悲劇に学んで)
また次回よろしくお願いします。 IDIC,LLAP ...sono×2
IDIC:Infinite Diversity in Infinite Combinations
(無限の組み合わせにおける無限の多様性),
LLAP:Live Long and Prosper(長寿と繁栄を)
※やむを得ず連載/公開が中断・中止の折はすみません。
『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会へhttp://chn.ge/1bNX7Hb
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ありがとうございます。