(京郷新聞 韓国語 2018/05/01)

2015年に日本の靖国神社のトイレに爆発物を設置して懲役4年の刑を宣告され、府中刑務所で服役中のチョン・チャンハン(全昶漢)氏(31)が、獄中書信を通じて極度の人権侵害にあっていると主張した。

昨年10月、日本人受刑者などから暴言と暴行を経験し、ムカデまで投擲されたという主張に続き3回目だ

チョン氏の母親イ・サンヒ氏(57)は、このような内容が入った獄中書信を1日、京郷新聞に公開した。

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駐日大使館を経てイ氏に到着した書信でチョン氏は、「長男です。とても驚かずに、落ち着いて知ってだけいることを願いながら書きます。」と切り出した。

チョン氏は「昨年11月から日本法務部長官(法務相)に『苦衷申告書』を8回も送ったが返事が一つもなかった」と明らかにしながら「自分が収監されている独房にガスが散布されている」という疑惑を提起した。

チョン氏は「刑務所で1月から自房にガス(窒息性)を散布して呼吸困難に苦しめられるようになって、3月には何度も死にそうになるほど撒いた」としながら「底の構造を見ると、塞がっているように偽装までしておいて、水や空気が通ることができる通路を設置しておいた」と書いた。彼は「刑務所とヤクザと連関して私を暗殺しようと準備しておいたこと」としながら「私が政治犯なので、そのような形」と主張した。

チョン氏は母親に「韓国政府側で知っているのと知らないのとは差があるので、法務部に事実を伝えるだけしてほしい」としながら「このような時こそ気を引き締めなければならない、とても落ち込んではいけない。私が靖国にこのようなことをしたのは、そのまま突然に独り狂ってということは絶対ないということだけ分かってほしい」と書いた。

母親イ氏は「日本刑務所で人権侵害をしたと自ら認めるわけがあるか」としながら「息子は日本人たちの中に単独で押し込まれている無力な韓国人良心犯にすぎない。刑務所は巨大な権力なのに誰が勝てるのか」と話した。イ氏は「果たして息子が生きて刑期を終えられるか不安と脅威の中で毎日を生きている」と訴えた。

外交部(相に相当)は日本刑務所から「ガスや消毒薬を散布した事実はない」という返事を聞いたと明らかにした。外交部関係者は「人権侵害疑惑が提起され、収監された2年間に21回面会して管理している」としながら「チョン氏は日本刑務所側の労役など行刑に応じず、診療を拒否し、7回目の独房を行き来しているものと把握している」と明らかにした。

チョン氏と家族は、人権侵害を巡る論議を払拭させるために国内移監を望んでいる。残りの受刑を国内刑務所で実施するということだ。法務部は家族の意見を受け入れ、昨年からチョン氏の国内移監を推進中だが実を結んでいない。

法務部関係者は「日本法務省から受刑者移送審査のために必要な日本国内行刑資料などを収集した後、国内審査を経て今年1月、日本に受刑者移送を要請した」としながら「チョン氏が国内に移送されるためには日本の同意が必要だが、日本ではまだ同意するかどうかを検討中である」と伝えた。(機械翻訳 若干修正)

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