大災害を描き出す大迫力の映像は必見!



古代マヤ文明の暦。

それは、完璧な精度を誇るものであった。

だが、そこに西暦2012年以降は存在しない。

太陽が異常な活動を始め、地球内部でも想像
を絶する変化が見られるようになる。

やがて科学者たちは、空前絶後の天変地異を
予見する。

先進国各国の首脳たちは、協力し合いながら
準備を始め...

そして訪れる大災害。

人類と地球の命運は如何に...

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

地割れ、噴火、津波に飲み込まれていくゴマ
粒のような人間たち。

俯瞰で構成された大迫力のCG映像は、物語の
安さを吹き飛ばす迫力がある。

不謹慎だが、非現実だと分っているが故に、
大災害のパニック映画は観ていて興奮する。

ただ、序盤から中盤に掛けてのスペクタクル
シーンの迫力に比べ、後半の方舟に乗り込ん
でからがイマイチ。

機器の不具合対処などは、ショボ過ぎ。

密閉ドアにゴミが挟まっただけで全乗員の命
を危険に晒すなんて設計ミスもいいところ。

例えばブロック構造で船体を設計し、障害が
発生した区画ごとパージとか、方舟設計段階
から対処方法は色々考えられそうなのだが。

まあでもエメリッヒ的なスペクタクル映画と
しては及第点と思う。


評価:★★★★★★★☆☆☆ 7


原題:2012
2009年【米・カナダ】
上映時間:158分

監督:ローランド・エメリッヒ
キャスト:
ジョン・キューザック/ジャクソン・カーティス
アマンダ・ピート/ケイト(ジャクソンの元妻)
キウェテル・イジョフォー/エイドリアン・ヘルムズリー博士(地質学者)
タンディ・ニュートン/ローラ・ウィルソン(アメリカ大統領の娘)
ダニー・グローヴァー/ウィルソン大統領(アメリカ合衆国大統領)

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