車道を走る | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



「自転車、最近乗った?」


もう、20年近くも乗っていなかった自転車に、


今、再び、


フィレンツェで、


乗りまわすようになる。



家から職場までの距離は、


歩いていくと、


ゆうに、40分はかかる。


車で行けば10分程の距離なのだが


ちょうどいいバス路線もない。



きっと乗ることはないだろう...と


思っていた自転車に


こうして毎日、


乗るようになったのである。



イタリアでは、


自転車は、


車道を走る。



運転が乱暴な、この国で、


それは、


かなり


無謀と思えたが、


いざ乗ってみると、


案外上手く機能していることに気づく。



かなり飛ばす車もあるから、


もちろん、


安心は出来ない。



追い越したい車のことを考えて、


最初から、


隅によってあげれば、


上手いこと交わして行ってくれる。



フィレンツェの川沿いには、


サイクリングロードがあるが、


狭いところをすれ違う時、


相手の顔を見て、


譲ろうとすると、


相手もまた、


「どうぞ〜」


と言わんばかりに、


アイコンタクトで合図をし、


お互い、


なんとなく、頭を下げたりするのだった。



そんなやりとりが、


たまらなく、


人間ぽくって、


なんだか、


ホッとする瞬間である。



先日、


右折しようとして、


信号無視して直進していた自転車に


ぶつかりそうになった。



相手は、


すぐに自分に非があることを認め、


「ゴメンなさい。どうぞ先に行ってね。

後ろから車が来てるから、気をつけて〜〜」


とお姉さんに言われた。



相手が悪いとか、


そんなのは、


どうでもよくなった。



こんなホッコリする瞬間が、


自転車に乗っててもあるのだな...と、


案外気に入っている、


自転車通いである。



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⬇︎  合図は、アイコンタクト...





最後までお付き合い、どうもありがとうございます。



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