イタリア人の、食べものの感覚 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




生ハム。



イタリア料理では、


外せない食材である。



ひとえに、


「生ハム」と言っても、


いろいろあり、


また、部位によっても味が違う。



真夏の暑いこの時期は、


生ハムとメロンやイチジクが


美味しいけれど、


その生ハムとて、


こだわる人によっては、


パルマ産がいいだの


サンダニエーレがいいだの、


いろいろである。



メルカートで働いている頃は、


時々、


自分でスライスもしていたが、


イタリア人は、


その厚さに


こだわる人が多い。



不思議に、


厚さが変わると


味の感じ方も変わる。



それをよく知ってのことである。



トスカーナ産の生ハムは、


塩気が多いし、


乾いている感じで、


薄く切った方が美味しいし、


パルマ産は、柔らかいので


薄く切りすぎると


他のスライスとくっついて


非常にとりづらい。



で、個人的には、


ある程度硬さがあって、


パルマのように甘い


サンダニエーレが好みなわけである。



それとて、


美味さの感じ方は、


生まれた国によってもまた違い、


元同僚の


アルゼンチン出身の男の子なんかは、


分厚く切らないと「味がしない」と、


ビックリするほどの厚さで


生ハムを切っていたことがある。



で、


最近では、


スーパーに併設されている


生ハム売場で、


好きな量だけ購入することに決めているのだが、


この切り加減が上手な人が


イタリア人には多く、


まぁ、


稀に下手な人もいるのだけど


こういう食べ物に関する感覚は、


大したものだと


感心する私である。




{6B6FC22C-15E8-490A-AB44-61FE402CE163}


Antipasto Misto 
アンティパスト ミスト

トスカーナ料理では定番の、前菜の盛り合わせ。
生ハムやサラミのスライスとペコリーノチーズ、クロスティーノなど盛り沢山で、これだけでご馳走に思えます。




ハムは薄切り派?厚切り派?




⬇︎  結局、美味しい...





最後までお付き合い、どうもありがとうございます。



▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう