スキンシップ | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




セクシャル ハラスメント


略して、「セクハラ」が

問題視されるようになったのは、

確か、

私が企業に勤めていた頃のことだから、

ざっと、

20年くらい前の話になるだろうか。


働く社員のほぼ9割が

男性社員だったから、

これに対する法律が出来た時、

小声で呟いていた同僚が居たのを

今でも覚えている。


「あれさ、触ってくる相手が好みだったら、問題ないんべ。」


そうかもしれない。


先日、

ハリウッドで訴えられた

「セクハラ」男は、

決して、

イイ男とは、言えない。


例えば、

とっても素敵な俳優さんみたいな人が、

さりげなく、

「やぁ元気?」とかなんとか言って、

肩に手をやるのは、

ハートすらドキドキさせるものの、

そこに嫌悪感は生まれないけど、

それが、

ちょっと半径1メートル以内はゴメンナサイの

タイプの人だったら、

ダメなわけで、

ここのところの基準が、

なんとも曖昧な訳である。


私の場合は、

おかげさまで、

男の「触ってみたい女」リストに

見事に外れているせいで、

なんとか

中性を保っていて、

こういう話とは縁がない。


で、

イタリアにあっては、

もう、

肩や腕を触るなどは、

日常茶飯事で、

ついつい、

可愛い子には

腕をさすってあげたりなんか

平気でしちゃう訳で、

「あ、オッさん、それは触りすぎでっせ!」

なんて言おうものなら、

「あぁ、お前、嫉妬してるなぁ?」

なんて、

訳のわからん方向に行く始末。


イタリア人に言わせれば、

可愛い子を無視するのは失礼、

体を触るのは、

スキンシップ。


日本の

「下半身を露出しながら、若い子に『お話ししましょう』と言って、捕まった男」

の話をしたら、

中途半端なままに自制する可哀想な男よ...

と、

涙流しながら

大笑いする

イタリアの男たちである。



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最後までお付き合い、どうもありがとうございます。