お客様は、「神様」です。
日本人の店員には、
そういう意識が
十分ある。
これって、いつの頃から
そうなったのだろう。
私の物心がついてから、
もう、ずっと
そうである。
外国人が日本を訪れた時、
賞賛するのは、
食べ物の美味しさと
時間通りにモノが動くこと、
そして、
その「お客様は神様である」精神
に尽きると思う。
今朝のSNSで、こんな記事を読んだ。
「きょう、悲しい出来事がありました。個人経営の寿司店から『お願い』」
かいつまんで言うと、
予約よりも多めの人数でやってきた団体。個人経営の寿司屋さんゆえ、突然の予約変更に大慌てで用意するも、料理に遅れが出る。文句を言う団体に翻弄されつつも対応する店員。団体ということで、2階の部屋に案内したが、そのうるささに1階のお客様からもクレームがつく始末。団体が帰った後の様子は酷いもので、食べ残しや飲み残し、灰皿があるにもかかわらず、お皿に吸い殻を捨ててある。
若い世代の人たちが写真を載せるためだけに料理を注文することに文句を言っている大人たちも、大して変わらない。一体、どれだけの料理が、食べずにして捨てられているのだろう...
やたらに注文の多い客がいる。
注文数ではなく、
ああしてほしい、
こうしてほしい...という注文。
もちろん、
「お客様は神様」ですから、
極力、
聞き入れる努力はする。
でも、
こんな客にかぎって、
翻弄するだけに終わることが
多々ある。
私が、
経験上見ていると、
聞き分けの良い客こそ
「神様」である。
メニューにないメニューを注文し、
言ってることをコロコロ変える。
時間にルーズで
予約した時間より
とうに過ぎた時間に
連絡なしで、やってくる。
予約した人数を
当日のその時間に平気で変える。
こういう客にかぎっては、
「神様」に程遠い。