Sondaggio | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




イタリアは、選挙前。


3月4日の総選挙を控え、

毎日、

いろんな政治家が

自分の言い分を正当化している。


それで思い出した。


何年か前、

ある政党関連の人から

電話がかかってきた。


「Sondaggio です。少々質問してもいいですか?」


私は一瞬、

'ソンダッジョさん'って知らないな〜

ととぼけた事を思った。


ソンダッジョとは、

アンケート調査みたいなものだ。


ちなみに、

私には選挙権がない。


果たして

役に立つのかどうかも知れないが

とりあえず、質問に答えてみた。


政党は、

あのレンツィ首相の政党である。


「あの...私、選挙権ありませんよ。」

そう言ったが、

「それでも構いません。」

と、相手は言った。


この人たちにとっては、

数さえ取れれば、

私が何者であっても、

なんでも良いのかもしれない。


一通りの質問を終え、

最後に

「あなたの気になる政党は、どこですか?」

に、

「Forza Italia です。」

と答えてみた。


Forza Italia と言ったら、

あのベルルスコーニの政党である。


レンツィ首相の政党は、中央左派で、

ベルルスコーニは、中央右派である。


相反する政党の名を

外国人の私から聞いて、

一瞬、間があいたが、

「ありがとうございました。」

と言って、電話が切れた。


いやほんと、

どこでもいいんだけど、

外国人に優しいはずの今の政党は、

移民やジプシーには優しいかもしれないが、

実質、

私たちには優しくない。


別に、

ベルルスコーニがどうというわけではなく、

この政党の名を出したのは、

それが相反する政党であったからだけである。


のみの背比べみたいな

今の政界の人たちに

なんやかんや言う権利もないけれど、

まあ、

普通にちゃんとしてくれたら、

それでいいのになぁ...と、

ただ、それだけを願う私である。



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