こんにちは。アロマトローグのTomomiです。
1月6日のセミナー&IPAP協会設立記念パーティー
無事に終えることができました。
来てくださったみなさま、ありがとうございました!
今回は東京の1日だけの開催だったのですが
大阪や名古屋、新潟や北海道から、協会員のみなさまを始め、沢山の方々にお越しいただきました。
総勢50名強。
50名の前でお話するのは、おそらく人生でも初めてだったのではないでしょうか。
人前で話すことに対しては、特に緊張しませんが(準備さえちゃんとできていればね)
当日まで、人数の多さに、密かに圧倒されておりました。
しかも、日本に娘と一緒に帰国してずいぶん経っており、お正月気分が抜けず
母モードのままで、仕事モードに切り替えることができずにちょっと焦っていました!
この日は取材もしていただいて(掲載されたらお知らせします💓)、本当にありがたいです。
個人的には、たっくさんの方に興味を持っていただき、足を運んでいただいたことが嬉しかったです★
知り合いの方、密かにファンだった方も来てくださり、嬉しさ倍増。
今回はセミナー後のお時間に余裕がなかったので、ゆっくりとお話できなくて、それがただただ残念でした。
バタバタしてしまって、すみませんでした。
でも、その後の協会員限定のパーティーでは、くつろいで協会員のみなさまとお話できてよかったです。
私もセミナーを終えて、ホッとしましたし♪
本当に、みなさまありがとうございました!
この日は、「ハーブとアロマの危険性」というタイトルで
文字通り、ハーブや精油も危険な場合がありますよ、というお話をしました。
私は「通訳」という立場で、フランスで現在議論されていることを中心に
いろいろな話を聞き集めて、要約しお伝えしました。
日々、気になって調査しているテーマはたくさんあります。
それはジャンルも多岐にわたり、参照にする記事も膨大なのですが
ちょこちょことかき集めては、検証して、まとめています。
今回も、アロマとハーブの話に限って、お話ししました。
(4月はアロマプロダクト(手作りコスメ)にクローズアップしますよ!)
アロマは無法地帯だと常々感じています。
それは、香水やコスメに比べて
国際的な規模で「こうしましょう」と規制している統一の団体がないから。
個々のアロマセラピストだったり、アロマトローグだったりが
自分の安全基準の中で活動しているというのが現状です。
今回のセミナーに限らず、このブログでもFBでもちょこちょこ話していますが
私は日本のディフューザーの使い方にとても疑問を持っています。
アロマを勉強した人なら、多少は「こう言う使い方はよくないかなー」という感覚があるかと思いますが
ディフューザーって、アロマを勉強する前、アロマを知るきっかけになるような
「はじめの一歩」の時に手にするモノだと思います。
その初心者の方、アロマをまだ知らない人のディフューザーの使い方ですが
気にして欲しいことが、ちょっと考えただけで、これだけあります。
*使っている精油はホンモノですか?(まさか、100円ショップの「アロマオイル」ではないよね?)
*使っている精油の質はいいものですか?
*どれくらいの時間ディフューズするか知っていますか?(フランスだと30分を1日2回で十分)
*ずーっとディフューザーを使っていると、体にどんなことが起こりうるか知っていますか?
*その部屋に、誰がいますか?(喘息の人はいませんか?ペットや赤ちゃんはいませんか?)
*選んだ精油は、ディフューザーに使っても大丈夫な精油ですか?
といった注意事項を、何故なのかきちんと説明できるほど知って、ディフューザーを使っている人
初心者の方にはほとんどいないんじゃないかなぁと思います。
初心者が知らないことは、仕方がありません。
でも、初心者向けの本に、上のような注意事項がマーーーーーッタク書いていないのが問題です。
生意気な言い方ですが、アロマのプロが書いているのに、お粗末な内容の本が山ほどある。
本屋に行って全部赤ペンで訂正を入れたいくらいです。
ディフューザーは
*ホンモノの高品質の精油を使うこと!
(じゃ、どのブランド?というのはここで書けるほど単純ではありませんので割愛。
というかブランドじゃないよ!)
*1回30分を1日2回で十分
*ペットや赤ちゃん、喘息の人など健康に問題がある人がいる部屋では焚かないこと
*嗅いでも大丈夫な精油を使うこと(少なくとも神経毒性、粘膜刺激のない精油)
*必ず「目的」のある使い方をし、「目的」が達成されたらやめること
(例えば、「インフルエンザが流行っているので、空気中の殺菌」とか「不眠」とか
だらだらと、無目的に使い続けるのは危険が増すだけです)
ディフューザーを使って香りを拡散させるということは
そこにいるすべての人の体に、同じ芳香物質を取り込ませるということです。
自分以外の人にとって、その芳香物質が害にならないかどうかは大きなポイントですし
体に入った芳香物質は外に出さなければいけないのに
外に出すよりもはるかに多い量が入ってきたら、体に支障が出てくるのは明らかです。
「自然だから安全」「別に飲むわけじゃないから大丈夫」なわけではありません!
日本のアロマテラピー人口は今後もどんどん増えていくと思います。
ベテランの方たちは、科学的、医療的なアロマテラピーをどんどん学び始めています。
でも、初心者の方たちも次から次へと増えているのです。
そろそろ、科学的、医療的なアロマテラピーの知識を持った人が
「おしゃれ」「癒される」「儲かる」ではなく
「安全」「効果的」なアロマテラピーの取り入れ方を広めていかないとマズいなーと思います。
アロマテラピーって、知れば知るほど、日常的に気軽に取り入れるには難しいアイテムです。
それくらい、毒性も高く、危険な使い方をすると被害が大きいものだと思います。
今回のセミナーに参加してくださった方が、私の話にヒントを得て
安全で効果的な使い方をたくさん広めてくださったらいいなと切に願っております。
今回は、マイクを使ってお話しさせていただきました!