不穏な前半。心洗われる後半。
頭が良く行動力も伴うハルヒにとって
イベントを最大限活用するのは皆同じであり
長門よりも優位な状況でチョコを渡すのは
当然だと考えている。
朝倉にはハルヒの行動が狡猾に映っただろう。
だが意外にも朝倉の心緒は
他責、自責、他責と動く。
他責から自責に収束する人はよくいるが
逃げ出した長門に厚情を持ちながらも
非を向ける朝倉は利発だ。
そして興味深いのは
フェアネスを対立させた聡明な二人が
後に通じ合うところ。
取っ組み合いとして描けそうなシーンを
コンテと台詞を駆使し
間接的肉体言語で表現したのも
素晴らしいと思う。
更に興味深いのは長門の振る舞い。
長門の言葉に拍子抜けしたのは
朝倉とハルヒだけではないはず。
長門の魅力は未知数。
今回、長門はハルヒに翻弄されたが
ハルヒと公園で出会わなければ
拍子抜けするような言葉を
口にすることもなかっただろう。
長門とハルヒの関係も進展した。
雨降って何とやら。
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【公式】長門有希ちゃんの消失
テーマ 長門有希ちゃんの消失
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