どんなもののことでも
どんな人のことでも
一目会ったその日から大好きでたまらない
ってことは少ないものです。
■愛をも学んでいく■
初めて聴く音楽の場合、わたしたちはその
馴染みのなさを嫌わず、まず最後まで聴く
我慢と努力と寛容さを持たなければ
ならない。
それをくり返すことで親しみが生まれ、
やがてはその音楽の新しい魅力を少しずつ
発見し、その深い美しさを発掘し、そして
その音楽を愛するようになり、その音楽が
自分にとってなくてはならないものに
なっていく。
実は音楽だけに限らず、わたしたちは今
愛するものについても、同じように
馴染みなさから出発する愛の学びの道を
たどってきたのである。仕事を愛する
場合でも、自分自身を愛する場合でも、
もちろん誰かを愛する場合に
おいてさえも。
愛はいつでも、このように学びの道を
通り抜けて姿を現してくるのだ。
『悦ばしき知識』 ニーチェ
最初は我慢と努力と寛容さが必要というのは
頷けますよね。
自分の仕事
自分の友達
自分の趣味
自分の伴侶…
みんなみんな、最初から好きで好きで
たまらなかったものばかりではないはず。
中にはビビビッってきて運命的な出会いで
赤い糸で…なんてこともあるでしょう。
でもたいていの場合は、ニーチェの言う
愛の学びの道
を通り抜けて、普通➡︎好き➡︎大好き
ってなるものなんです。
やっぱりコツは良いとこを見る努力。
どうしても悪いところ、嫌いなところの方が
簡単に見つかるから、そこに注目しがち
だけど、角度と距離を変え
良いところを探す
努力を続ければ、きっと大好きになれる。
あなたが今、大好きなものの
愛の学びの道
を振り返ってみるとよくわかるかも。
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