それも、ひかり電話のような従来の固定電話と互換性のあるタイプではなく、050電話です。
ひかり電話にせよ、050電話にせよ、インターネット用の回線を使うので、アナログ電話とは違うトラブルが起こったりします。
昨年１２月、徳島県の集落が雪で孤立してしまった際、IP電話が悪い意味で有名になってしまいました。
この集落のほとんどのおうちでは、IP電話（たぶん、NTTのひかり電話）を使っていたのですが、停電のために、電話機が使えなくなり、一切連絡がとれなくなってしまったのです。
このブログでIP電話を扱ったものとして、こんなのがあるのですが、集落孤立の際は、IP電話のページのアクセスだけ異常に増えて、びっくりしました。
みなさんはIP電話って使ってますか？
IP電話の停電対策
IP電話は家庭用UPSで何時間使えるか？
我が家では停電対策をしているので、NTT側のバッテリーか我が家のバッテリーが力尽きるまでは電話を使うことができます。
しかし、それ以外にも、普通の電話では考えられないようなトラブルが起きたりします。
前置きが長くなりましたが、今回は、そんなIP電話のトラブルの話です。
気がついたのは、両親の実家に行ったときでした。
「お前のところに電話すると、変なメッセージが流れてつながらないよ？」
指摘されたのはこれが初めてでした。
しかし、思い起こしてみると、幼稚園の先生からの電話が、固定電話ではなくて、妻の携帯にかかってきたことがありました。
ということは、少なくともこの１週間くらいは我が家の050電話は使えていなかったことになります。
原因を探ろうと、調査をはじめてみました。
すると、IP電話アダプタのランプが赤く光っています。
マニュアルを見ると、ネットワーク関係や機器接続のトラブルのようです。
これには思い当たるふしがありました。
ちょうど１週間前にインターネット接続用のルーターRT57iのソフトウェアアップデートをしていたのです。
ですが、ルーターの設定をクリアしたわけではないので、なぜうまくいかないのかが良くわかりません。
まずは、IP電話アダプタの設定を調べます。
ネットワーク設定のようなそれらしいものはなく、電話番号の設定があるだけです。
よくわからないまま、IP電話アダプタの設定を一度クリアして再起動すると、
「上位接続機器のUPnPを確認してください」
みたいなメッセージがでました。
もしかして・・・と思い、ルーターのUPnPを使用する設定をしてみます。
すると、
ランプが緑色に変わりました。ということは、正常に戻ったようです。
固定電話を確認したところ、着信も発信もうまくいきました。
ということで、どうやらRT57iのソフトウェアアップデートで、UPnP設定のデフォルトの振る舞いが変わってしまったのが、原因だったようです。
アップデート前は、デフォルトでUPnPオンなので、設定に書かなくても問題なかったわけです。それが、アップデート後のデフォルトがUPnPオフに変わってしまったので、あえて設定する必要が出てきたわけです。
たぶん、セキュリティ上の問題だろうとは思うのですが、まさかそんな(￣□￣；) という感じです。
というわけで、IP電話はIP機器である以上、周辺のIP機器に振り回されてしまうことがあるよというお話でした。
RT57iなんて昔の機械を使うのはやめて最新型買えよとか言われそうですが、ローンで首が回らないので壊れるまで使う予定です(^_^;)
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