昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年6月8日)

NY DOW    21,173.69(+37.46)
NASDAQ     6,297.38(+22.32)
CME(円建)  19,990
日経先物(夜間) 20,010

・昨日のダウは朝方から小幅高水準で小動きが続き、石油在庫が予想より増加したため原油価格が下落してエネルギーセクターが売られてダウも一時マイナスに転じました。
しかし午後になるとコミー前FBI長官の公聴会で証言するテキストが事前公表され、内容に新たな悪材料がなかったことからの安心感から買い戻しが入って上昇して$37高で引け、ナスは0.36%高でした。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は東京時間の円買いの流れを引き継いで下げが続き16:00の109.36から18:00には109.11まで下落しました。
そこからは戻して109.20-65での荒っぽい上下が続き、03:00に米上院特別情報委員会がコミー氏の証言原稿を公表して警戒感が和らいだためドル円は急伸して03:30には109.88まで上昇しました。
その後は109.80近辺で小動きとなって109.80でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り1,470万株、買い1,320万株 差引き150万株の売り越し。
金額ベース(5社)は38億円の買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券も売り越し。
売り:繊維、倉庫、陸運など
買い:食品、薬品、石油・石炭、精密、小売など
売り買い交錯:化学、機械、電機、サービスなど
との観測。