昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年9月7日)

NY DOW    21,807.64(+54.33)
NASDAQ     6,393.31(+17.74)
CME(円建)  19,460
日経先物(夜間) 19,490

・昨日のNY株は前日に$234安の反動や大型ハリケーン「ハービー」ののため停止していたテキサス州沿岸の製油施設などが稼働を再開し始めたことで原油在庫の積み上がり懸念の後退から原油先物価格が上昇したことから買いが先行し、その後トランプ大統領と米議会が連邦政府の債務上限を3カ月間延長し、「ハービー」の水害支援緊急予算を成立させることで合意したとの報道もありダウは終日堅調な展開が続いて$54高、ナスは0.28%高で引けました。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は何度か下値を試す展開となり108.45-85で上下していましたが、19:30に108.95まで上げた後は108.90近辺での小動きとなりました。
22:40から再び上げ出して23:00に8月米ISM非製造業指数が予想を下回ったものの、カナダ中銀が予想外の2会合連続で利上げに踏み切ったため109.16まで急伸しました。
しかしすぐに押し戻され、更にフィッシャーFRB副議長が10月中旬で辞任するとの報道で00:10には108.69まで下落しました。
その後トランプ米大統領の「北朝鮮での軍事行動は最初の選択肢ではない」との発言で地政学リスクの後退を好感した買いや「トランプ米大統領と民主党の議会指導部は3カ月の債務上限延長で合意した」との報道で一段高となって03:00には109.39まで上昇し、109.19でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り570万株、買い1,260万株 差引き690万株の買い越し。
金額ベース(5社)は78億円程度の買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:機械、銀行、サービスなど
買い:化学、輸送用機器、その他金融、通信など
売り買い交錯:電機など
との観測。