東京市場ザラバ~シリア空爆の影響なく56円高~(2018年4月16日)

 

2018年4月16日

・先週金曜日のダウは朝方はJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴ、シティグループの好決算を受けて一時$160近く上昇しましたが、その後利食い売りに押されてからはマイナス圏での推移が続き、$122安で引けました。
またナスはウォール・ストリート・ジャーナルが半導体大手クアルコムによるオランダのNXPセミコンダクターの買収をめぐって中国当局が独占禁止法審査を引き延ばしていると報じたことで米中貿易摩擦への懸念から売られて0.47%安となりました。

★米国・英国・フランスは4/13に共同でシリアの化学兵器関連施設への空爆を実施しました。

・本日の日経は先週末に警戒されていたシリアへの空爆があったもののダウ先物やドル円が落ち着いた動きをしていたため先週金曜日終値21,778.74よりも64.81円高い21,843.55で寄り付きました。
寄り後すぐに21,790まで下げた後は反転して10時前には100円高の21,878まで上昇して21,810-850での小動きが前場は続きました。
昼休み中に日経先物が下落したため後場は21,787で寄り付き、直後にマイテンして21,775まで下落し、その後はジリジリと戻しましたが、4/17・18の日米首脳会談を警戒して上値は重く13時過ぎからは21,800-850での小動きが引けまで続いて、21,835.53(+56.79)で引けました。
 一方ドル円は4/13に米財務省が半期に一度の為替報告書で引き続き日本、中国、ドイツ、韓国、スイスを為替監視対象国に指定したことや日米首脳会議で為替問題への言及への不安から東京時間は下落基調が続いて7:20の107.60から14:30には107.13まで下落して107.20で15時となりました。

 

 

日経先物
21,820で寄り付き、8:55に21,860まで上昇しましたが、9:05にマイテンして9:15には21,780まで下落しました。
そこからはリバって9:50に21,880まで上昇しましたが10:35から押し戻されて21,820近辺でのこう着が続き、11:50から一段安となって11:55には21,760まで下落しました。
後場になると戻り基調が続いて15:05には21,850まで上昇して、21,850(+40)△0.18%で引けました。
現物は21,835.53(+56.79)△0.26%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,156.39よりも2.55ポイント高い1,158.94で寄り付きましたが、9:05にマイテンすると前場はジリ下げがひたすら続き、後場寄り直後には1,122まで下落しました。
その後は小幅リバって13:20に1,129まで戻しましたが、引けにかけて再び売られて1,122.39(-34.00)▼2.94%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間は円売りの流れとなり22:10には107.77まで上昇しましたが、その後は4月米ミシガン大消費者態度指数速報値が予想を下回ったことやNY株が朝方のプラスからマイナスに転じたこと、また週末のシリア情勢への不安から急速に押し戻されて04:20には107.24まで下落し、107.34でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は14pips上窓を明けた107.48で始まり7:20に107.60まで上昇しました。
そこからは107.55近辺で揉み合っていましたが、8:15から下げ出すとジリ下げがひたすら続いて11:50には107.17まで下落しました。
その後は107.20近辺での小動きが続き、107.20で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,159.05よりも6.16ポイント安い3,152.89で寄り付き、前場は下げ続け、後場はマイナス1.3-2.0%で推移して、3,110.65(-48.40)▼1.53%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,360.14(-122.91)
NASDAQ     7,106.65(-33.60)
・先週金曜日のダウは朝方はJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴ、シティグループの好決算を受けて一時$160近く上昇しましたが、その後利食い売りに押されてからはマイナス圏での推移が続き、$122安で引けました。
またナスはウォール・ストリート・ジャーナルが半導体大手クアルコムによるオランダのNXPセミコンダクターの買収をめぐって中国当局が独占禁止法審査を引き延ばしていると報じたことで米中貿易摩擦への懸念から売られて0.47%安となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足