2014年8月20日

本日の朝、ステーィーブンス豪準備銀行総裁の発言で内容は介入示唆するなど、豪ドルにとっては厳しいものでしたが、なぜか買われて上昇しました。
しかし、12時から仕掛け的なドル買いの動きが強まったことで、ドル円が急伸、豪ドル・ドルは下落となりました。

今週に入り、週末のジャクソンホールに向けてドル・NY株・債権が買われてきていて、イベントドリブン系のHFが仕掛けているのかわかりませんが、イエレン・ドラギ発言後は大きく動くことが予想されます。
現在の市場予想は金利引き締めを匂わす発言は出ないであろうとのことですが、その通りだった場合は買われてるドルの動きがとても気になります。
逆に引き締め発言が出た場合は、株が大きく下げることでちょっとした混乱となるのではないでしょうか。
また、今夜のFOMC議事録も十分に注意しておきたいところです。

スティーブンス総裁発言
・豪ドルの急落リスクは過小評価されている
・なぜ米ドル高が進まないのか多くの人が意外に感じている
・適切と判断すれば介入も排除せず
・介入の場合でも事前警告はしない
・最新の雇用統計は明らかに弱い

豪ドル－ドル（チャートは15：30時点）
昨夜21：20の0.9342から下げ出してほぼ安値の0.9302でNYクローズとなりました。
東京時間に入ると0.9300で小動きとなっていましたが、スティーブンスRBA総裁発言で8：35から上げ出して8：40に0.9309まで上昇した後、一転下げとなり8：50には0.9285まで下落しました。
その後、0.9300近辺で上下した後、10：20からジリジリと上げ出して11：10には0.9316まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて0.9305近辺で揉んでいました。
しかし、12：00からドル買いが強まったことで、下げ足を速めて12：40には更にドル買いの動きが強まったことで0.9285まで下落しました。
そこからは、0.9285-95で小動きとなっていましたが、14：55に下げて0.9278で15時となりました。

左：豪ドル・ドル－5分足　右：豪ドル・ドル－1時間足
　　

 

豪ドル－円（チャートは15：30時点）
昨夜21：30の95.92から下げ出して00：20に95.70まで下落し、そこからは95.75近辺で上下し、95.73でNYクローズとなりました。
東京時間に入ると95.75近辺で小動きとなっていましたが、スティーブンスRBA総裁発言で8：35から上げ出して8：50に95.82まで上昇した後、一転下げとなり95.60まで急落しました。
その後戻ってきて再び95.75近辺で上下した後、10：30からジリジリと上げ出して11：10には95.88まで上昇しましたが、そこからは逆にジリ下げとなり12：00には95.71まで下落し、95.75近辺で揉んでいました。
しかし、12：00からドル買いが強まりドル円急伸、豪ドル・ドル急落の板挟みとなり95.75近辺で小動きでしたが、12：40からは上げ始めて12：50には95.87まで上昇しました。
その後95.85近辺で上下し、95.80で15時となりました。

左：豪ドル・円－5分足　右：豪ドル・円－1時間足
　　

 

豪ドル－NZドル（チャートは15：30時点）
昨夜23：30から下げ出して00：30には1.1010まで下落しましたが、そこからは上げて1.1040近辺で上下し、1.1041でNYクローズとなりました。
東京時間に入るとジリ下げとなり8：30には1.1015まで下落しましたが、スティーブンス総裁発言で豪ドルが買われたことで、豪ドル・NZドルも上昇し11：35の1.1059までジリ上げが続き、11：55からドル買いの流れが強まりNZドルが下げ足を速めたことで豪ドル・NZドルは上げ足を速めて12：45には1.1086まで上昇しました。
その後、小幅押し戻されて1.1070近辺で小動きとなり、1.1067で15時となりました。

左：豪ドル・NZドル－5分足　右：豪ドル・NZドル－1時間足
　　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
昨日の18:30から上げ始めて、NYタイムでドル買いの動きが更に強まり102.88でＮＹクローズとなりました。
東京時間に入ると、102.95近辺で上下していましたが、12時過ぎからドル買いの流れが強まり、12：40には103.03からストップを巻き込んで103.21まで急伸しました。
その後は小幅に押し戻されて13：30には103.10まで下落しましたが、そこから再び上昇して103.24で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足