常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

豪志山

2017年10月14日 | 登山


秋雨と秋の旅行のため、ひと月以上遠ざかった山行である。大陸からの高気圧が、この日を狙ったように南下して、久しぶりの登山日和となった。県南にある高畠町、有機米の栽培で知られる和田地区の奥にある豪志山に登ってきた。この山行には、二つの楽しみがあった。一つは、今年の紅葉はどうか、この目で確かめたいこと。もう一つは、ユーチューブの講座で勉強してきた山登りで疲れない歩き方の確認をしたいことであった。紅葉については、正直いまいちであった。まだまだ美しい紅葉を見ているから、必ずしも満足はできない。しかし、自分の足でここに立たなけれ見ることのできない景観を見ることはできた。二つ目の歩き方確認は、登山後の疲労感から、十分な効果があったので満足感は、翌日にも持続している。



豪志山は標高1022m、米沢藩に所属していたが、やや独立していた屋代郷の峠道として使われていた歴史がある。豪民になった気持ちで、豪志峠までの道を登る。登山口から、すぐに急登が始まる。今回はリーダーから指名されて最後尾についた。一行のペースに合わせたスピードが要求される。歩幅を小さくゆっくり登るというテーマを実現するにはまたとないチャンス。福島からこの山道を通って、荷を運んだ先人の力強さが、身体に実感される。sさんが体調不良でここで登頂を断念。

峠が近づくと視界が開け、ぱっと花が咲いたような紅葉の景観。ひと月以上遠ざかったいた山登りの飢えが癒される思いである。峠道へ向けてジグザグの七曲りの山道となる。今回、新しい女性の仲間を迎えた。足取りも軽く、快調なペースで、休憩時間も少ない。



2時間少々で豪志峠に出る。峠道はここを管理する豪志の会の手が入って歩きやすい道になっている。登山の入口には置ききれないほどの車が停車していたが、ここに来てようやく他のグループの人たちと顔を合わせる。山登りが楽しくとしょうがないという雰囲気のグループであった。峠道では紅葉もさることながら、ナナカマド、臭木、オオカメノキなどの赤い実が秋の雰囲気を演出している。峠道から豪志山直下の道を登り詰めると、山頂に到着。山頂は曇りで眺望はよくない。所要時間3時間。早めの弁当開き。記念撮影を終えて下山。本日の参加者8名。内女性4名。



下山道はひかば越えコースを取る。ガーミンには登山道が記載されていないコースだ。急坂を30分ほど下るとひかば越えに着く。この道を直進すると駒ケ岳に通じる。最初はここも登る予定であったが、山道が荒れているため中止して、沢筋の狭い道を通って登山口に向かう。ここでも、下山の歩き方が確認できた。膝を曲げ、つま先と足首の関節を使った歩き方は安定していて恐怖感が少ない。山道から渓流には3メートルのどの落差が見えているので、足を滑らさないように注意して下る。何度か沢を渡る。下山2時間。

山中でスマホの写真を、北海道のライン仲間に送ってみた。送信完了と同時に、書き込みが次々とくる。歩きながらのラインの書き込みは難しいので、太陽館の温泉に入ってから返信。
雨に降られず、楽しい一日であった。
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