常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

春待つ大手門

2018年02月26日 | 日記


春は浅く、山形城址のお濠には雪が積もり、水はほとんどなくなっている。越冬したカルガモの姿を見たくて東大手門へ行ったが、鳥たちの姿はない。濠にかけらた橋には、雪がとけ残っている。青空に、大手門の白壁が映えて美しい。かつての城址は、もっと鄙びて、散策にも雑草を踏み分けて歩かねばならなかった。石川啄木の初恋の歌が懐かしい。

城址の
石に腰掛け
禁制の木の実をひとり味ひしこと


砂山の砂に腹這ひ
初恋の
いたみを遠くおもひ出づる日

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 西黒森山 | トップ | 余白の時間 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿