泣きたい気分だわ・・・・。
介護スタッフさんの独り言が聞こえました。
そうやろなあ。認知症が束になってかかって
くるんやもの。
施設の母の面会に行ったのは、午後2時過ぎ。
今日は、クラスメイトから頂いた「乙女餅」
と緑茶を持って行きました。
宝塚歌劇にちなんだ銘菓で、柔らかいお餅。
送ってくれたクラスメイトの名前を言うと、
ちゃんと覚えておりました。
施設での三時のおやつ。
「乙女餅」を頂いたばかり、いらないと言う
のかと思いきや、食べると申しました。
今日のおやつは、ワッフルと紅茶。
誤嚥の恐れのある母には、ワッフルにお湯が
かけてあるものが出されました。
ワッフルそのものが出される人、母のように
お湯がかけられている人、潰されてとろみの
ある人、ワッフルではないゼリーが出されて
いる人、と様々なメニューでした。
必然的に先に出されている人もいれば、全く
飲み物だけという人もいました。
お向かいに座っている婆様の前には、飲み物
だけで、「私のところには何もないわ。」と
催促されていました。
後ろのテーブルの婆様達からクレームが出て
いました。
この人にはゼリーが出ているのに、私には、
出てこないの？
○○さんは、ワッフルが食べられないのよ。
だから、ゼリーなのよ。
今日のおやつは、ワッフル。
これを食べてね。
どうも、婆様達はワッフルのほかにゼリーも
おやつだと思い込んでおられるようで。
両方よこさないのは、おかしいと抗議をして
いました。
繰り返し説明するも、理解力のない方々です
から。
いやいや、これは大変なことです。
独り言もうなづけました。
これからのアタシの予定は？
帰り際になると、母はアタクシに尋ねます。
これからねえ。お夕食を頂いてから寝るやろ。
じゃあ、明日は？
そうやね、歩く練習をするんや。
そういう質問をする母の裏返しは、一緒に、
帰りたいということなのか・・・。
ただ、単に不安を感じて聞くのか・・・。
入所者の皆さんの殆どが、夕方近くになると
そわそわされますよ。
うーん、面会時間をお昼前にしたほうがいい
のかも。
コメント
コメント一覧 (6)
昨夜、特老から電話が、あり、親の状態を見学したいと。
入所の日時は、未定だけど、あき次第、直ぐに入れるように
報告から一週間ほどの猶予が、あるそうですが、
以前の慣れた所が、いいのか？？また、迷いそうです！
3月の会議で、順位が、下がって、更新の封書が、届いてから
取り止めてもと、強めに要求したのが、よかったから？？
来月初めに兄弟で、会うことに、、その時にいろいろ話し合って、
決められたらと、、難しいけど。
こちらにお返事しますね。
骨折のあと、老人ホームに入る前の要介護度は４でした。
今は、要介護度１です。要介護１に戻ったのは、１０年ぶりぐらいだと思います。
１５年ほど前に、認知症でうつ病、という診断を受けました。
骨折をする前は、要介護度２でした。
要介護４の認定は、かなり状態の悪いときに受けました。リハビリ病院に入院してる間にどんどん状態は悪くなり、老人ホームへ移動する日は車椅子から落ちるのでは、と、思ったほどでした。その少し前に、介護認定を受けてます。
歩けない、といっても全くあるけないわけではないです。老人ホームで、薬の量が元に戻ったせいか、少しづつましになっていき、今では歩行器を使って、老人ホーム内のバリアフリーの真っ平らな床を移動することはできるようになりました。ちなみに車椅子に座ると、誰かが押してくれるもの、と思っているようで、自分から動こうとはしません。
歩行器や車椅子から、補助が必要ですが、タクシーの座席に座り変えることもできます。でも、老人ホームの外では地面がでこぼこしてるので、車椅子から降りようとはしません。家に連れて帰っても、車椅子で玄関の三和土（田舎だから三和土が広いんです）まで、車椅子で入るだけ。それ以上は、怖がって動きません。骨折をしたことは覚えてますが、手術を受けたことは忘れてます。それで、ありがたいことに要介護１になりました。
父は認知症の発症は母よりずっとあとですが、そのあと、急激に認知症が進んでます。Paku様のお父様の記録、いまでもときどき読み返してます。体重があり、暴力まではいかいらしいですが、暴言の数々、介護スタッフさん泣かせの入居者になってます。
入所してから鬼の形相を見ることなく過ごせているなんて、みっちゃんママがんばってますね。
大人しくいい子にしていると優しく接してあげたくなりますよね。
穏やかにおいしそうに食べていると可愛くさえ思えるときありますよね。
なにはともあれスタートははなまる印ですね。
本当に介護の施設のスタッフって精神労働ですよねぇ・・よく耐えられるなぁ・・
ケサカ婆一人でも手におえない私。ケサカ婆の束、なぁーーんて耐えられません。
ケサカ婆は、今週ずっと今の家が自分の家じゃない気分で過ごしているようで「帰りたい、帰らんといけん。」を言っています。どこかに行ってるわけじゃなく自分の家なのに・・・。
いつかだましてグループホームに連れて行くしかないかな・・と思ったのですが連れて行く前のなにも変化ないのにそう言い始めました。昔住んでいた家と今の家とデイケアと郷里の実家の家が記憶がごちゃまぜ。うむ・・ついでにグループホームも追加混ぜ混ぜして、わけわからない中行先決めてやりましょかいな。とも思う鬼嫁です。認知症は記憶の上書き処理ができないのですかねぇ・・？義母の頭は、まだらにプロテクトかかって思い込み修正ができません。
お疲れ様でございます。
特老から電話、とはよかったですね。
お父様にどうするか聞いて無理なので、
ご兄弟で決めることになるでしょうね。
ずっと、介護をされてきたchichikaigo様が、
この特老ならいいかもしれないと思ったら、
それが一番だと思います。
兄弟のだれよりも、長く看てきたのですから。
chichikaigo様は気持ちの優しい方だから、
その判断でいいと思います。
お母様の場合、15年前の診断より、回復したということですね。
薬の加減でこうも違うとは、恐ろしさを感じます。
母の今回の骨折で、介護度が一気に上がるとわかりました。
歩行器を使って歩くことが出来る、それだけも介護度が違うんですね。
今日、骨折して以来、初めて母をトイレへ連れていきました。
勿論、介護士さんと一緒ですが。
車椅子から、手すりにつかまって、回れ右が覚束ない。
でも、ずいぶんと回復してきたと思います。
＞ちなみに車椅子に座ると、誰かが押してくれるもの、と思っているようで、自分から動こうとはしません
病院では、足を使って、車椅子を動かして、エレベーターの前まで、
きたのに、施設ではやろうとしません。
むしろ、お母様と同じように、誰かが押してくれるものと思っているようです。
どうも男性の方が認知症の進行が早いような気がします。
私も、Paku様のブログを見るときがあります。
コメントが書かれているのを読むと、フクオさんと同じような
認知症の症状で苦しんでいる介護者がいますね。
男性ばかりでなく、母も荒れ狂うと手が付けられなくて、
これで在宅に戻せば、新聞沙汰になりかねないと恐怖を感じました。
いやいや、大人しく猫をかぶっていたのは、数日のみ。今日は大荒れでした。鬼の形相で、ケサカ婆様と同じく、警察を呼ぶ、電話すると叫んでいました。やっぱり、ダメですね。でも、ちゃんと、トイレへ行きたいと言うようにもなったし、ベン君出動も教えるようです。それだけでも、よかったと思います。確かに、施設のスタッフさんは、辛抱強く、付き合っていて、ほんと、仕事とは言え、よく耐えられますよね。婆さん達の会話を聞いていて、思い込んでいる人に説明するのは大変。それに、食べ物の恨みは怖い。配膳するスタッフさんも、一人ひとり違うので、出し遅れる人も出てくる、すると、「待て」の出来ない人達の集団だから・・・・。
母も現在の家を忘れて、戦前の実家を家だと思っているので、今日は、「現在の家がない」と言ってみました。すると、バチバチとシナプスがつながり、鬼の形相。どうしたのかと怒っていました。日によって違いますね。それが認知症ですもんね。