不安な気持ちはそのままに | パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

10年以上、パニック障害と嘔吐恐怖で苦しんだ私が、薬無しで自力克服したお話。あきらめないで!ちゃんと治そう!! 


TOMさんからのコメント

パニック症に悩んでいます。2年前に発作がおき半年の通院・投薬で少し落ち着きましたが、引っ越しなどもあり環境が変わってから乗り物全般、一人での外出、最近は食欲も減り大好きだった外食もしんどくなるときがあります。

とにかく行動と思ってますが、予定が入ると何日も前から予期不安に襲われ落ち着かす、せっかく目的を達成できても喜べず「もうあの緊張感を体験したくない!」とかえって次の一歩が重くなります。

回数をこなしてもなかなか慣れない自分に症状が重くなったのではないかと不安を感じています。どういう風に気持ちを持っていくのかわかりません。


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せっかく実況中継をして、行動練習もしているのに、中々結果が伴わない、期待とは、ほど遠い結果に当然喜べるものではありませんよね。

どうしても人は結果に左右されがちです。しかし次の行動につなげるためにも、形だけでもいいので、このように言い換えておきましょう。

「私は症状は確かに出たけれど、やれることはやった」

間違っても「私はやったにはやったけど症状はあった」はいけません。必ず言い換えてください。

ポジティブに考えるということではなく、事実は二つあるということを知るためです。

事実はこうです。

「やった、やってみた」と「症状はある」ということ。

どちらの事実も把握しつつ、でも、その言葉を前にもってくるか、後ろにもってくるかで、次回の行動練習の際の予期不安の強さが変わってきます。

もちろん、一度や二度では変わりませんよ。

毎回の行動練習の中で結果に左右されがちな自分、そして症状の有る無しにとらわれてしまう自分、それを、自覚した上で、本来なら「やった」はずなのに、それも事実なのに、「症状がある」という一側面にしかフォーカスしない自分の癖を気付きによって改善を試みましょうということです。

私達は結果が大切という観念が習いグセになっているのです。しかしながらパニック障害を治していく上で大事なのは結果ではないのです。

「書き換え」なんです。
あらゆるら公式、思い込みをもう一度、行動でもって検証して事実を確認してくること。

頭の中の思考の産物によって行動が左右されるということをしっかり気付いていきましょう、それが今までの思い込みの書き換えとなります。

書き換えがうまくいけば、いずれ行動が変わります。行動が変われば当然結果も変わるわけです。

まだ書き換えの途中です。
結果に左右され一喜一憂する状態というのは。

結果だけをみないように。
見てしまうのは仕方が無いにしても、きちんと書き換え作業を怠らないことですよ。

パニック障害は数稽古です。しかしながら、この数の中には不本意な結果も含まれます。しかしながらこうした結果があってこそ、症状と距離をとる目安となる道標なのです。

嫌なことを、嫌だと思うのは当然です。
嫌なものは嫌です。しかし嫌だと考えて、それにふけってしまうと、その嫌だという気分が、思考の暴走を誘発してしまうので、そんな思考の暴走を止めて、「今」に戻すのです。

回復はその繰り返しをしていく中で、症状に対する耐性が身に付いてきます。

焦らずに進めていってくださいね。



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