いつもブログ更新ありがとうございます。
このブログとカウンセリングのおかげで、最近は発作もなく日々の症状も軽く、楽しいと感じることが増え、あまり日々の症状を辛く思わなくなってきました。
まぁ波あり谷ありですが、自分的にもかなり回復してきたなと感じています。本当に感謝しております。
そんな中、今日大雨と電車遅延のためいつもよりかなり電車が混雑していて、かなり中の方に乗っていたので久々に「あ、この位置だと簡単に出れない！」という感情が湧いてきて、「あ、すこし怖いかも」という感情とともに、心臓がドキドーキしてきました。
しかし、今まで発作が頻発に出ていた頃だと、息苦しくなったり気持ち悪くなったり血の気がひいたりと、まさにパニック発作だとわかるような、立ってられない状態から実況中継をしてたてなおしていたのですが、今日はすこし怖いという感情とともにドキドキしただけで終わりました。自分的にも発作とは呼べないレベルでした。
そこでひとつ疑問が湧いたのですが、私はお化け屋敷や絶叫系が怖く、恐怖感とドキドキ感がでます。それは人間が本来もちあわせてる感情で、当たり前のことだと思いますが、完全克服して、満員電車でなかなか出れない状況になっても、ドキドキ感はなくなるのでしょうか？それとも人間本来もちあわせているもので、やはりお化け屋敷と一緒で怖いという感情はなくならないのでしょうか。
完全克服とはどういう状態になることなのかいまいちわからず質問しました。
今日一緒に満員電車に乗った友人はどんなにすぐ出れない状況やたくさんの人に押しつぶされていても平気な顔をしていたので、私もこういう感情になり、ドキドキもしなくなることが完全克服なのでしょうか？
今は一瞬そういう怖さが舞い降りますが、冷静に考えると電車が私に悪さをしてくるわけでもないし満員電車で死ぬわけでもないと思うとドキドキもおさまってくる状態です。
なので第二の恐怖は実況訓練の成果もあり、感じなくなってきました。これを続けていけばいいことはわかっているのですが、ゴールはどういう状態になることなのでしょうか。。？
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以前の自分はどうだったのか。
これを完全克服の基準としてください。
満員電車に乗り合わせ、混雑していても、嫌な気持ちは湧いてきても、恐怖心までは出てこなかったのではないでしょうか。
一方で幽霊屋敷、災害、事故、絶叫マシン、突発的な出来事に対してのドキドキや、不安、恐怖は避けられません。それを第一の恐怖と言います。正常な感情的反応です。
問題はどんな状況であれ、そのあとに続く状況に対する自らの解釈が第二の恐怖を生み出し、その後のドキドキや不安を高め、また存続させるということです。
第二の恐怖は現実的ではない妄想から始まります。
パニック障害が治っても、第一の恐怖は時として起きます。パニック障害を抱えていなかった時の自分と同じです。
パニック障害を克服するということは、第一の恐怖のあとの、我々自身が作ってしまう第二の恐怖。
この恐怖を作り出し、長居させる、自分自身の思考に目を向け、反応ではなく、対応できるだけの状態に自分を取り戻していくことにあります。
あなたは第一の恐怖と第二の恐怖の区別は知識として身についており、以前にも増して冷静な対応、客観視する力が身に付いてきています。
やっていくことは同じです。
満員電車でのドキドキを観察し、自分の思考に目を向け、妄想に支配されないよう努めていくことが大事なことです。
やがて満員電車においても、恐怖心の伴わないいっときのドキドキで済むようになるでしょう。
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