パニック障害・社会に向き合うということ | パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

パニック障害と嘔吐恐怖症状を自力で治療克服した方法(運営終了・告知・記事倉庫のみ)

10年以上、パニック障害と嘔吐恐怖で苦しんだ私が、薬無しで自力克服したお話。あきらめないで!ちゃんと治そう!! 


葉々さんからのコメント

いつもブログ更新ありがとうございます。
来年の春から子どもを保育園に預け仕事をしたいと考えています。

7年程パニック障害を患っていますが、結婚、出産何とか頑張ってきました。

仕事はずっとしたいしたいと思い続けてきました。上の子が小学校に上がるタイミングで働く!と決めました。

何の仕事が出来るのか全然具体的に分からないのですが、今から予期不安が半端ありません…。仕事を初めてパニックが悪化して家族に迷惑かけたらどうしよう…とか。

結局、何も仕事できなかったら周りの人はどう思うんだろう…と負の考えが止まりません。今までは何ともなかった事まで出来なくなったり…。

ただ働く事は決めたので、実行したいのです。もうパニック障害で諦めたくないです。この予期不安との付き合い方を教えて下さい。

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あなたが仕事をしたい気持ちに決して反対はありません。やってみないことにはわかりません。

たとえ自分の考えていた結果に至らずとも、それは今の自分ではまだ荷が重かったに過ぎません。また微調整していけばいいのです。一発勝負しないことです。そして、いきすぎた自己評価はしないように注意しましょう。

仕事はあなたにとって、とても大事な事柄であり、だからこそ、うまくやっていきたい、人に迷惑をかけたくないと思うのでしょう。それは当然の不安です。その不安をどうにかしたいと考える必要はありません。当然の不安ですからどうにもなりません。

仕事ができなかったら、周りの人にどう思われるのか、家族に迷惑をかけはしないだろうか…

あなたがいくら事を完璧にして臨もうが、結果に対してどのように評価するかは、相手次第です。これもコントロールはできません。


こうなったら、こうなるに違いない。
でも、今の私はこんなだから、こうなるかもしれない。そうしたらこうなってしまうのではないか。

それはあなたの予測です。
そして、それが今のあなたであり、その時、その時の今の自分で物事に直面していくしかないのです。

当たって砕けて、砕けた破片を集めて新しい形にして、また物事に当たっていく。

誰もがそうせざるを得ないから、そうやって折り合いを付けて物事に向き合っています。以前のあなたもそうだったはずです。

あなたがそれほどまでに仕事に出たいという決意のもとに向き合わなくてはならないステージはそんな場所です。

覚悟はできていますか?


何事もなく順調に進んでいく事を求めない事です。

自分の本質的な怖れが症状そのものではなく、人からどう思われてしまうのかが本質的なあなたの怖れなのではないでしょうか。

妙な不安に襲われたとき、自分がいったい何に怖れて、この変えられない状況を必死に変えようとしているのか、よく考えてみてください。

変えられないものを変えようとしていること、どうにかしたいという気持ちがパニック障害を長引かせる要因の一つです。

あなたが人からどう思われるのかを、ひどく気にして、症状を理由に回避していけば、その場では治まっても、あなたの中の本質的な怖れはかえって高まってきます。

コントロール欲求を手放しましょう。
自分が本当は何を怖れているのかを知ると共に、それに向き合うことを避けていくのではなく、向き合っていくことそのものが、パニック障害の最後の壁であり、そこを越えることが、これから先のあなたの人生そのものに幅が広がっていくことに繋がるでしょう。




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