三江線の在り方を再び考えてみる | 鉄道ジャーナリスト加藤好啓(blackcat)blog

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福祉と公共交通の視点から、鉄道のあり方を熱く語る?
blackcat こと加藤好啓です。
現在の公共交通の問題点などを過去の歴史などと比較しながら提言していきます。
随時更新予定です。

私が三江線問題で本格的に活動を開始したのは、昨年の7月6日でした。

地元の方とのチャットの記録がありましたので間違いないでしょう。

こうした意味では、ログが残っていますので、それを参考に今一度私の考え方を整理していこうと思います。

 

当時のチャットのログをベースに一部文言を加工してアップさせて順次アップします。

最初は。7月6日、地元の方とのお話の中で書かせていただいた内容です。

 

当初から、残せますよ・・・的な発言ではなく。

>地元でどこまで残したい、もしくは残すべきなんだという世論を起こせるかなんです。 

ということで、地元の意識が高まることを強く期待しておりました。

本人も直接、議員さんなどにも意見を聞いてみようと質問状を送ると言っておられましたが、実際に送ったか否かは不明です。

 

さらに私からにアドバイスとして、下記のようなアドバイスをさせていただきました。

 

江津市が実は三江線の場合大きなキーになると思うんですね。 ただ、江津市は三江線の存続に関してはかなり消極的だと思われます。 それは、江津市は一貫して道路整備を国に求めてきており、特に江津市を通る山陰道(山陰自動車道)が通っていますから、どうしても関心はそちらになってしまう。 その反面、川本町や美郷町は高速道から大きく離れているため、三江線の問題は非常に大きな問題なんだろうと思われます。

逆に、邑南町は町内に山陰道のICがありますから、そこを中心に考えればよいので、あまり熱心にならないと考えています。

 

なお、上記の根拠としたのは、下記の資料です。

道路政策・道路整備に関する意見書(江津市) 国土交通省

http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-douro-keikaku/iken/by_pref/pdf32/871394.pdf

 

実際に、川本町や美郷町は三江線の廃止問題は大きな問題であると言う回答を後にいただいています。

 

また、予想通りと言いますか、邑南町は最初から、協議会に任せてあるから関係ないよと言う電話をいただきまして・・・・。

前途多難だなぁと思わせてくれたものです。

 

この時点で、私は三江線の存在を知っていましたが、実際に乗車したことが無かったため、先ず資料を作ろうと思い、島根県や各町村が公開している人口統計などを参考に、駅付近の人口を推測していくこととしました。

まぁ正直簡易なものでお恥ずかしいのですが、下記の図のように

駅ごとの沿線人口を5歳階級別に分けてさらに、0-15歳 16-64歳 65歳 75歳以上 85歳以上の5つのグループに分けて比較してみました。

そうすると地域によって、三江線と言うより公共交通の必要とする内容が異なることに気付きました。

20m以上の天空の駅舎、宇都井駅がある地区の人口分布をみると15歳以下が殆どおらず、65歳以上の高齢者と呼ばれる人たちが3/4を占めているわけです。

逆に言えば、安易に観光に使えるよと言っても、その前に地元の人口構成を考えれば、低床式のバスかもしくは家の前まで迎えに来てくれるジャンボタクシーの方が、宇都井駅沿線の人にしてみればより使い勝手が良いのではないかと言うことが判るわけなのですが、現在の鉄道存続派の意見を聞いていますとこうした視点が全く抜けているのかなと思ってしまいます。

 

そこで、私としては最後に、下記のようなメッセージを送っています。

 

あくまでも、大事なのは地元でどこまで残したい、もしくは残すべきなんだという世論を起こせるかなんです。 ということで、川本町や美郷町には、知り合いはいませんか? そうした方を通じて、町議会議員なり町長とコンタクト取れませんか?

まぁ、残念ながらコンタクトをとるための知り合いがいないということでしたので、直接川本町についてはアポイントを取って伺ったことを記憶しています。
川本町に行くと今度は、美郷町に三江線を利用して移動するのが困難となってしまうため未だに訪問で来ていません。

 

ただ、今後のバス化に関する考え方などを直接聞いてみたいと思っているので、一度機会を見つけて行って来ようと思っています。

 

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国鉄があった時代 JNR-era

 

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