大いなる妄想 ななつ星が東京に乗り入れる日 | 鉄道ジャーナリスト加藤好啓(blackcat)blog

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福祉と公共交通の視点から、鉄道のあり方を熱く語る?
blackcat こと加藤好啓です。
現在の公共交通の問題点などを過去の歴史などと比較しながら提言していきます。
随時更新予定です。

本日も大いなる妄想シリーズを久々に綴らせていただこうと思います。
こんな事無理に決まっている・・・そう言うことをもしかしたら出来るかも?と言う視点から書かせてもらっています。

前回は、伊勢志摩まで瑞風が乗り入れは不可能か?というお話でしたが、今回は、ななつ星が、東京まで乗り入れたら?ということで大いなる妄想を綴ってみました。

発想の原点になったのは、フジテレビが自局の30周年キャンペーンで、オリエント急行を日本で走らせるようという企画があ田っと言うことをヒントにしています。
国鉄時代に企画され、JR発足後実現したオリエント急行の日本運行

昭和63年(1988年)バブル時代と呼ばれたある意味日本中が熱狂していた時代、JR発足後の一大イベントとなったのですが、元々は国鉄時代から検討はされていたようです。

当時は国鉄が民営化されてすぐの頃であり、本社の幹部社員がJR各社にいましたので、こうした連携は比較的スムーズに行ったそうですが、現在はJRグループと言う統一的名称は有っても実際は持ち株会社があるわけではなく、JRという統一名称を持つ日本国有鉄道を母体とする株式会社ということでJR北海道・JR四国・JR貨物以外は国が原則として株式を保有(単元株100株程度は持っている模様))しないことを考慮すれば、JR各社が昔のように一体の会社のようにふるまうことは今後さらに難しくなるかもしれません。

そこで、敢えてそれを曲げて、JR九州のななつ星が、昔のブルートレインのように、博多から東京までツァー形式で運転したらどうなるんだろうかと妄想してみました。
 

JR西日本株式構成(大株主)

JR東日本株式構成(大株主)

 

まぁ、それはさておき、大いなる妄想を始めたいと思います。

豪華寝台列車による東京乗入

四季島は、ハイブリッド電源方式で非電化区間はディ^ーゼルで電化区間は新幹線区間を含めて複電電圧&交直流方式のEDC方式と呼ばれるもので仕様上50/60Hzの交流区間も走行可能と言うことで条件さえ整えば北陸本線経由で、えちごトキメキ鉄道やあいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道への乗り入れも可能となるかもしれません。
JR西日本の瑞風は、電気式気動車として製造されていますのでこちらも、電化非電化を問わず運行することができます。
さて、そうなると再先発の客車で誕生したななつ星の場合も九州から長躯東京までやってきて、品川駅や上野駅あたりで競演を果たして欲しいと思ってしまいますよね。

 

もしかしたら、ななつ星が、伊豆急行のアルファ・リゾート21と横浜駅で競演とかもなんかワクワクしませんか?

楽しいじゃないですか。
 

でも、そんな夢を実現しようとすると機関車は誰が運転するの?となってくるんですよね。
機関車をそのまま九州島外に持ってくるには、燃料補給や運転士の確保などに少なりとも無理がありますからね。

それは、機関車を誰がけん引するか。
まさか、JR九州の機関士が東京まで交代でハンドルを握るなんてことは出来ませんからね。

JR貨物の協力は不可欠

そうなってくると、やはりここはJR貨物に頑張ってもらうしかないのかな・・・なんて思ってしまいますよね。
JR貨物のEF510がけん引してやれば、門司からEF510による牽引で走ってみれば面白いのではないでしょうか。
さらに、スピードを逆に求めないことを生かして、貨物駅などで待機して、朝方静岡を通過して富士山を眺めながら東上、昼頃に東京に到着・・・なんていうリゾート列車らしいのは面白いかななんて思いますね。
さらに、長距離列車がかって多数発着した品川を終着駅としてやるのも面白いかもしれませんよね。
いずれにしても、山陽・東海区間を走りぬけていくにはJR東海・西日本の協力はもとよりJR貨物の機関車が必要になってくる、そんな気がします。

EF510 画像 Wikipedia

スポンサーはどうする?

さて、オリエント・エクスプレス '88のときは、フジテレビがメインとなって行われたわけですが、同じようにどこかの大手企業がスポンサーになってみたら案外実現可能なんではないかと思ってしまいますね。
案外、インバウンド事業としてJALやANAがメインスポンサーになって運行にかかる経費の一部を負担するととかしたら面白いなぁと、大いなる妄想を閉じさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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