ヤンキーの虎モデル | ゆるくても儲かるビジネスをつくる ゆるビジ☆

ゆるくても儲かるビジネスをつくる ゆるビジ☆

節税、社会保険料の削減、社員の採用、解雇など、中小企業社長が知らずに損しているノウハウをマニュアル化して販売しています。



今日はこちらの記事から転載&編集です。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39739



マイルドヤンキーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?


・生まれ育った地元指向が非常に強い(パラサイト率も高い)

・郊外や地方都市に在住(車社会)

・内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)

・低学歴で低収入

・ITへの関心やスキルが低い

・遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい

・近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国

・小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る

・できちゃった結婚比率も高く、子供にキラキラネームをつける傾向

・ 喫煙率や飲酒率が高い



地方の人からするとそれは前からいる人達だし、

それを今更「マイルドヤンキー」と名付けられて

ひとくくりにされることに対する抵抗感は強いようです。

悪口ではありません、気分を害された方はごめんなさい。



「ヤンキーの虎」とはそんな地方で活躍している企業経営者のことです。

イメージとしては、名刺の裏にたくさんの事業が書いてあるけど、

とりとめがなく、またとても一般的な仕事が多く、

特に目をつくような付加価値のあるような仕事には見えない。



でも、割りと羽振りがよさそうな感じで、

地方の景気が苦しくて……、とかいいながら、

高級外車を乗りまわしていたりします。



地方経済はこの10年以上疲弊を続けてきました。

特に公共投資の縮小は地方経済にとって大打撃でした。

多くの土建屋さんが倒産をしていったのです。



しかし、そのような環境の中でもホソボソと仕事を受けて凌ぎつつ、

他業種展開でなんとか生き延びている会社が多くあります。


土建業
パチンコ屋
リフォーム業
保険の代理店
介護施設の運営
携帯電話の販売代理店
ガソリンスタンドの経営
中古車販売
プロパンガスの販売
水の販売
ケーブルテレビの運営
複数のコンビニチェーンのメガ・フランチャイジーなど。


他にもいろいろありますが、

自分のテリトリーの中でこれらのビジネスを複数組み合わせて、

生き延びている会社です。



「ヤンキーの虎」の系譜は様々で、

代々地域の名士でガソリンスタンドやプロパンガスの

販売業から多角化したもの、

携帯電話の販売からど根性で成り上がったもの、

パチンコ屋や風俗経営をしていたところから派生したところなど様々です。



しかし、共通しているのは縮小をしている地方経済の中で、

いくつかの事業を組みあせてしぶとく生き残り、

東京の企業が撤退した後のおこぼれを拾ったり、

地元の人たちとの強力なパイプを持ち、地方政治とも密着しながら、

縮小する経済のなかでの残存者メリットをバリバリに享受しています。



一業種全国展開の業種特化ではなく、多業種集中展開の地域特化。

商売人としてのセンスのあるヤンキーの虎の存在感は

これからますます増してゆくことでしょう。



【質問】ヤンキーの虎モデルの反対は、何でしょう? ^^;



ヤンキーの虎は全国的な表舞台には出てきませんが、

なんだかとても楽しそうです。^^