多くの人が悩んでいる「過敏性腸症候群」の基本的な対策法 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

多くの人が悩んでいる「過敏性腸症候群」の基本的な対策法

このサイトでは今まで「過敏性腸症候群(IBS)についての記事」を中心にいくつか書いてきましたので、少し内容がカブる部分が出てきてしまいそうですが・・・

今回の記事では、少し「原点に帰る」というような意味も込めて「基本的な過敏性腸症候群対策」について取り上げてみたいと思います。


過敏性腸症候群の基本的な対策方法


  • IBS対策は…まず生活習慣食生活の改善をした上で、補助的にお薬で対策をするのが基本
  • さらに「自分の症状に合わせたお薬での対策」だけでなく、心理的なケアも合わせて行うと効果的
  • 生活習慣に関しては…「生活のリズムが狂うと自律神経やホルモンのバランスも崩れやすい」ので「睡眠や食事をする時間を一定にする」ことが大切
    (できれば排便をする時間も生活リズムの中に組み込んでしまうのが良い)
  • 「運動によってストレスを解消させる」こともIBS対策には必要だが、「無理に運動しようとする」こと自体にストレスを感じる人は「通勤やお買い物などの生活の中で歩く量を増やす」ぐらいを心がける程度でOK
  • 忙しくて食事の時間が不規則な人は、「夜遅くなってしまった場合には軽めの食事にしたり、消化に時間のかかるお肉系の食事は避ける」と良い
    (睡眠の質が高まるので)
  • 食事内容に関しては…下痢型でも便秘型でも、やはり「お肉の脂身や香辛料・アルコールは避ける
    (便秘型の人ならば、適度な香辛料・アルコールが効果に作用してくれる場合もありますが…。)
  • 便通や腸内環境の改善に有効だとされている「食物繊維」は、便秘型の人は積極時に摂る必要がある
    →以前に書いた「食物繊維についての関連記事
  • ただし、「大豆やアスパラガス、ブロッコリー」などの食品は「食物繊維が多い反面、それらに含まれる糖質によって便通異常が起こりやすい」とも言われてるので少しだけ注意
  • 食物繊維はどうしても不足しがちになるので「意識的に食べる必要がある」ため、サラダより温野菜にすると食べやすくなりオススメ
  • お薬による対策によって…「一時的に症状を緩和させて普段通りの生活をおくること」は「成功体験を積み重ねる」という点では大切だが、「下痢止め」や「便秘薬」は常用せずに一時的に使う程度にしておくのが良い
    (腸内環境を整えるための「整腸剤」ならば長期服用しても問題はありませんよ。)

  • 心のケアに関しては…「心療内科などの専門機関への受診」に抵抗感がある方ならば、「認知行動療法」などを自分なりに実践して「心を客観的に見つめ直してみる」ことからはじめてみましょう


もう少し解説


過敏性腸症候群の対策法といえば・・・
「腸内環境を整えましょう!」「ストレス解消しましょう!」「毎日しっかりと寝ましょう!」「運動しましょう!」
みたいな「生活習慣を改善させる方法」が定番ですよね?

もちろん(…上にも書いたように)そういったことは大切なのですが、
「無理にこれらの方法を実践しようと頑張る!」のではなく、「自分の生活サイクルや体質・趣味趣向・食の好み」などを考えた上で「ストレスを溜めない生活」ができれば特に問題ないと私は感じてしまってます。

乱暴な言い方をしてしまうと・・・
いくら食事や生活習慣に気を使っても、結局は下痢にもなるし便秘にもなることはある」(逆に、どんな生活習慣を送っていても便通の良い人も居るわけですし…)
というケースだってあるわけですから、皆さんも「お腹や心に気を使うことは大切ですけど、過度に気を使い過ぎない生活する」ようにしてみましょうね。

・・・とはいえ栄養面で言えば、やはり現代人はどうしても食物繊維不足にはなりがちなので「温野菜などで補ってあげる」ことは頭の片隅にいれておくのが良いとは思いますよ。

それと私も気をつけないといけないんですが・・・「下痢止めを気軽に使い続けてしまう」ことは注意が必要なため、
下痢止め・便秘薬の服用量を減らしてみる」とか「服用をヤメても少しずつ行動範囲を広げていけるような挑戦」みたいなものを日々していくのは大切だと感じています。
(下痢止めのロペミンなら「処方されるものは1mg配合」で「市販薬は0.5mg」なことが多いので多少調整はしやすいですし…)



とにかく、過敏性腸症候群は「悩んでいる人はとても多い病気」ではあるとはいえ、「症状の個人差がかなり大きい病気」ですので、
生活に支障がない範囲まで症状を緩和させるような適度な対策方法を皆さんも見つけてみてくださいね。


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