横浜市域には10時20分過ぎに大雨警報に切り替わった。現在出ているのは、大雨(土砂災害)警報と強風・雷・波浪注意報。
警報が出た頃には時間換算雨量で20ミリほどの雨の区域が拡がっていた。このような雨の区域が次々に相模湾から北上している。当面やみそうもない雨である。
現役の頃の職場は今ごろ、災害配備で人が集まっている最中であろう。
以前にも選挙と台風が重なったことがあった。開票作業にも私の職場の職員がかなり動員され、本来業務の災害対応に支障が生じかねない事態となった。開票事務が始まると途中で退場は出来ない。
労働組合としても、肝心の災害対応に支障の出る選挙事務応援にあまり人を取られないように、選管や区や申し入れろと交渉相手の〇〇局にかなり強く申し入れたが、選管や区からはなしのつぶてであったことをおぼえている。中田宏が市長のときであった。
「開票事務」は確かに大切であるが、即日開票にこだわるのは、マスコミと政治家でしかない。「迅速な」が独り歩きして、自治体にとってはもっとも大切な「災害対応」に影響が出ては本末転倒である。さいわいその時は被害が出ることはなかった。「迅速な選挙事務」という受けばかりが至上命令となり、だれも文句が言いにくい状況であった。しかし自治体業務というのは、政治家の売名のための仕事をしているのではない。そのことの伝わらないもどかしさを嫌というほどあの人の任期中は味わった。二度とあのような市政が出現しないように思う。