水曜日、今日は年長クラスの絵画・巧緻性・行動観察のクラスです。
あっという間の月末なので、4月を振替って事務仕事の整理をしています。
今月は新しいお友達がどの学年も入ってきました。
ここは場所柄、近くにインターナショナルの幼稚園がいくつかあるので、そちらの生徒さんも毎年いらっしゃいます。
外国人の保護者の方も毎年いらっしゃいます。
これから保育園や幼稚園をお考えになる方に、少しだけアドバイスするとすれが、私立の幼稚園や小学校受験をされるのであれば、わざわざインターの幼稚園に入ることも無いのかな、と思います。
当然のことですが、インターからの幼稚園、小学校受験は、本人の負担が多少あります。
言語の問題はもちろんですが、
それと同時に、
幼稚園で当然のことが、こと受験に関しては良くないことに映ることがあるのです。
例えば、幼稚園では、胡坐(あぐら)で過ごすことがスタンダードなのですが、
受験で、あぐらで過ごすことはお行儀が悪いことになってしまいます。
躾はご家庭ですることですが、
やはりこの年齢の幼児に、
「ここではあぐらは良いけれど、他ではダメ。」
と使い分けをするのは、慣れるまではなかなか本人にも大変なことです。
また、インターには個々で自由に行動する、個人主義というものが根付いています。
これは以前のブログに書いたように、個人主義というのは各々の考えの違いを尊重した上での個人主義ですが、
例えば運動会。
お友達がかけっこ競争していても、私は遊具で遊びたいから遊ぶ、という子たちもいたり、色々だと。
個々に自由に。
こと受験に関して言えば、個人主義であっても、大きな枠組みの中での協調性を伴った、個性ですので、
ここがまた違ってきます。行動観察をしていると、如実に現れ、集団で協力をして遊ぶということに慣れていないお子さんが多いです。
インターの幼稚園はお勉強をしてくださるところも多いですが、
このお勉強と、幼稚園や小学校受験のお勉強とは全く異質のものです。左脳と右脳の違いのようなものです。
また、人との横の繋がりだけではなく、縦の繋がりも大切にしなければならない受験、言葉遣い、マナーなど、
異なることは沢山あります。
インターナショナルの幼稚園には良いことが沢山あると思います。
そこで学び得られることは多いと思います。
かく言う私も海外の幼稚園で育ちました。
ですから、善し悪しではなく、
お子さんのことを考えて教育方針を一貫させる、ということが大切です。
とはいえ、ご家庭のご事情がある中で、インターの幼稚園に入れて、その後小学校受験をされる方も多いと思います。
お教室では、出来る限り、本人が戸惑わないように、
わかるように、学ばなければならないことを伝えていっていますが、
なんだか、私自身帰国してからの生活習慣に苦労した子どもだったので、
使い分けを子どもにさせるのは、大変だし可哀想だな、、、、と思った次第でした。