カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

マンドウの宮殿 ~ ルプマティ・マハル ~

2017年03月24日 21時35分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
バス・バハードゥル宮殿の上の丘に建てられているのが、
ルプマティの離宮である。丘は高さ366m。



離宮の前は駐車場になっており食堂や茶店もある。
入口でチケットのチェックがある。

 

普通に道路もあるのだが、ここは昔を思いながら、
この急で狭い階段を登ってみる。
内側に傾いているのは転落防止のためか。

 

2階建てに見えるが、1階部分はこのような通路、
2階部分は庭園になっているので、実際はここが1階部分だと思われる。



井戸もあった。

 

ルプマティとは、バハードゥルが愛した女性の名前である。
バハードゥルは名前から解るようにイスラム教徒である。
バハードゥルはヒンドゥー教徒の歌手ルプマティに恋をし、
自分の宮殿を出て一緒に暮らすためにこの離宮を建てたと言われている。

夢を壊すようで忍びないのだが、建築学者の見立てによると、
実際には2世代か3世代にまたがって建設されたようで、
ルプマティの生まれる100年前には監視塔として完成していたらしい。

マルーワ民謡にもなっているこの物語によると、
ムガール帝国のアクバル大帝がルプマティを得るためにマンドゥを攻めた。
バハードゥルは逃げたが、ルプマティはアクバル軍に捕らえられ、
服毒自殺をしたそうだ。

なんでルバハードゥルはプマティを置いて逃げたのかな・・・。
バハードゥルとは勇敢と言う意味だし、
自分の愛した女性を置いて命からがら逃げるとは男らしくない。
バハードゥルの名前が泣くと言うものだ。

命がけで戦うとか、一緒に死を選ぶとか、道はあったと思うのだが。
なのでこの話、私は悲恋とはちょっとも思えず、
バハードゥルの腰抜け野郎と思うだけである。

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