インフルエンザにビタミンC | 立川デンタルクリニックすずきのブログ

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院長やスタッフの日々の出来事を書いたブログです。

こんにちは

 

立川デンタルクリニックすずき

院長の鈴木です。

 

 

インフルエンザが猛威を振るっていますね!

インフルエンザや風邪にはビタミンCがいい!って話

聞いたことありますか?

 

聞いたことあるけど、ただの迷信、気休め

そう理解している人もいると思います。

 

実際に、サイトなどで調べても、よくわからないことがありますよね。

 

今日は、そんなビタミンCとウイルスについてお話しします。

 

結論から言うと、ビタミンCはウイルスを殺す作用があります。

しかし、それにはある程度の濃度が必要です。

1日に5g~10gほど摂取すると効果が出てきます。

そして25gほど摂取すると免疫力の増加も伴い効果は倍増します。

 

 

じゃあ、なんで効果がないとか、気休めにしかならないって言われるの?

 

それは、ビタミンCの摂取方法に問題があります。

 

経口摂取。つまり口から飲み込む方法でビタミンCをとると、ビタミンCは腸で吸収されます。

この吸収力がポイントです。

 

どんなに沢山のビタミンCを口から摂っても、腸で吸収されるビタミンCの量はだいたい1gほどです。

それ以上は腸が吸収しきれずに、尿と一緒に排出されます。

風邪をひいたから、ビタミンCが沢山入っている飲み物を飲もう。サプリメントを多めに飲もう。

その発想は間違いではありません。

 

しかし、一度に沢山のビタミンCを飲み込んでも、1g以上は排出されてしまうのです。

なので、あまり効かなかったなーという感想。

専門家の実験結果などを紹介しているサイトでも、気休めにしかならない。などと書いてあるものもあるのです。

 

たしかに、経口摂取で一度に大量にビタミンCを摂っても、風邪やインフルエンザにはあまり効果がないと思います。

 

ではどうすればいいのか?

 

一度に摂取するビタミンCの量を1g(1000mg)程度にして、それをこまめに、2時間から3時間に一度の頻度で行います。

そうすると、腸での摂取量は多くなると思います。

が、その時間をどの位開ければ腸での摂取量が元に戻るのか…

それは、色々な文献など調べたのですが、実験を行っている文献を見つけることが出来ませんでした。

 

なので、どの位時間を開ければよいのかはわかりません。

 

しかし、一度に10gのビタミンCを経口摂取するよりは、1gのビタミンCを何度にも分けた方が吸収率は高くなるはずです。

 

そして、もう一つ、点滴でビタミンCを打つという方法があります。

 

この方法では、吸収率がほぼ100%なので、一度に沢山のビタミンCを打っても、吸収されず無駄になったという事はありません。

 

しかし、ひとつ気を付けたいことが。

 

日本国内で一般に流通しているビタミンC点滴薬剤には安定剤、防腐剤といったものが添加されています。

これはビタミンCが非常に温度に弱く、壊れやすい性質だからです。

この安定剤などはあまり大量に体内に入れるのは推奨されていません。

 

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