こんばんは、守田矩子(のり子)です。

タロットカードを理解し、

確実に読めるようになる最も簡単な方法は、
そのカードを『体験すること』だと思います。


大アルカナ零番の『愚者』のカードを理解するためには、
一度、思い切って、アホになってみること。

例えば、本当は嫌なのに留まっている場所から、

思い切って離れてみるとか↓

 

 

(ウェイト=スミスタロットの『愚者』)

 

 

 

 

大アルカナ1番の『魔術師』を理解するためには、
目の前にある道具や人を使って、何か始めてみること。

例えば、今まで勉強してきたけれど、
使っていない資格などを活かして、仕事を始めてみるとか↓

 


 

(ウェイトスミスタロットの『魔術師』)




一度体験してみると、そのカードが伝えているのは
「こういうことだ!」というのが、リアルに理解できます。

 

 

そのためには、勇気を出して

アホな事に挑戦する必要があります(←愚者)。

何かを始めて見る必要があります(←魔術師)。

 

 

 

実際の体験というのは、

単に「カードの意味を記憶した」という
『頭(思考)での理解』とは全く異質のものです。

 

自分の「身体に取り込まれている意識と感覚」ですから、
思考の働きである、「意味を度忘れしたり、思い出せない」

といった事態には陥りません。

 

 

 

 

 

特に、プロの占い師さんの場合、

自分が体験したことのないカードの世界観を、

お客様にリアルにお伝えするのは難しいはずです。

 

言葉だけでカードの意味を伝える事は簡単でしょうが、

それだと、お客様の心や魂に響く、

力のある説明は出来ないように思います。

 

 

 


ただ、平均寿命80年ほどの中で、
自分ひとりの人生で体験できることは、限られています。

タロットカード78枚分の出来事を、

すべて体験できるとは限らないのですね。
 

 

 


だったらどうするか?


それは、『他者の経験』を自分のものとして

自分の中に取り込めば良いと思うのです。

他者の話を聴くのも良いでしょう。
本を読むのも良いでしょう。
音楽や映画や演劇からも、体験できるかもしれません。



私が最も効率が良いと感じているのは、
他者と同じ場を共有して、
その人の体験を『身体』と『心』で感じとることです。

他者の体験を、『他人ごと』ではなく、『自分ごと』として
体感出来た時、タロットカードの理解度は
飛躍的に伸びるし、深まると感じています。

 

 

「タロットを読めるようになる方法(後編)」につづく。

 

 

 

 

 

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