特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

ブログ統合のお知らせ

2017-10-17 19:37:10 | お知らせ
当会のつたないブログにアクセスをいただき、ありがとうございます。

最近、お問い合わせをいただく方々の多くは、ネットで検索をして当会HPやブログにたどり着いたそうです。今の時代、ブログやFBで活動報告、情報発信をすることは大切だと考えております。しかし、なかなか時間の余裕がなく、もっともっと報告をしたいことあるのに!と思いながら、月日が流れてしまっております。

少し前より、アメブロで「福島ZEROアクション」というブログを開設致しました。こちらも更新が途絶えてしまっておりました。このたび、アメブロの方にブログを統合したいと思います。今までのブログは、このまま残し、お花の記事などは継続したいと考えております。野良猫病院や、高齢者宅巡回訪問等、動物に関わる活動は、アメブロの方で更新させていただきます。宜しくお願い致します。

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9月24日(日)、第三回獣医師巡回医療訪問笑顔見守りプチヴィー

2017-10-03 09:31:43 | 笑顔見守り巡回プチヴィー
7月から開始しました獣医師巡回医療笑顔見守りプチヴィー活動、9月24日(日)に第三回巡回訪問を致しました。



車はレンタカーです。レンタカーは、ペットに厳しいため、来年はプチヴィー巡回医療車を団体で所有したいと考えております。やはり、大型犬や野良猫を乗せることができる車がほしいです。



巡回一軒目は、白河市内N様宅のミックス犬カイ君。数か月前、お城山公園で、小型犬を放していた高齢者に蹴とばされたカイ君。それから首を触れようとするとギャッ!と叫び、噛もうとすることもあるとのこと。首の骨を痛めたのではないかと飼い主様は心配されていましたが、経済的な事情から動物病院に行くこともできずにいました。飼い主様は高齢者、ご家族は障がい者ということで、この巡回訪問の対象となります。



亀田先生・エリ先生に、診察をしていただきました。丁寧な診察です。カイ君、散歩中によろけ、倒れることもあるそうです。年齢的にはシニア。心臓の音に少し雑音があるとのこと。首は、最初はギャッ!としましたが、優しく時間をかけて、何度も何度も触れているうちに、ギャッ!と言わずに触らせてくれるようになりました。痛いのではなく、その時の痛さと恐怖がトラウマとなっている可能性があるとのこと。この人は安心な人だとわかったら、強く触診しても吠えなくなりました。蹴とばされたとき、どれほど痛かったか!怖かったか!!

お城山公園は、ドッグランではありません。リードをつけて散歩してください。犬を蹴とばすのは、動物愛護法違反行為です!死ぬことだってあります。



カイ君は、お父さんが大好き!数年前、アパートを追い出された時も、お父さんはカイ君を見捨てず、家族全員で野宿をしていました。どんなに貧しくても動物は自分を愛してくれる人が大好きです。人をお金や肩書で判断しない純粋な心を持った動物たち。彼らが痛がれば、飼い主様も心が痛いでしょう。心ある動物たちに、最高の医療とはいかなくても、最低限の医療を与える国であってほしいと思います。

動物病院に行ったことがなかったカイ君、これからは病院が来るからね



次は、お馴染みになりました兄弟の大型犬「太郎&ドンタ」君を飼育されている白河市内独居高齢者Y様のお宅を巡回訪問しました。ドンタ君は、撫でるとお腹を出して甘える子。



吠えてばかりの太郎君は、またアヒルになりました。ところが、



撫でてみると、突然甘えるポーズ!?飼い主様のお話通り、見かけによらず気弱な性格なんですね。本当は甘えん坊で優しい子。弱い犬ほどよく吠えるといいますが、人間が怖いから吠える場合もあります。本当の性格を知っていれば、緊急時にも対応ができます。



三軒目は、白河市内独居高齢者O様宅のミー君。



最初はビックリしましたが、長い紐で自由に行動し、いつも飼い主様と一緒にいます。いつも人と一緒にいるということは、ペットの幸せかもしれません。午後になると、家の前のベンチでミー君と日向ぼっこするそうです。ご近所や通りがかりの子どもたちと、ミー君を通して交流されているとのお話でした。



小さな幸せ。猫も人も。

ペットと寄り添うことで笑顔が増える高齢者がいます。それを見守る活動です。

4軒目のお宅は、白河市内のM様宅。いつも玄関前でお待ちいただくのですが、理由は2匹の飼い猫の1匹が臆病で、チャイムが鳴るとダッシュして隠れてしまい可哀想だからとのこと。この他、写真を撮ろうとしたら優雅に歩いて去ってしまいましたが、庭に来るメス猫のお世話をされています。この猫は、M様の依頼で手術をしたところ、なんと不妊手術済でした。このご近所で、野良猫の手術をしていた方がいたそうです。数年前から姿が見えず、現在は家が売りに出されています。耳カットまではされていなかったので、この地域で2匹、手術済の猫を捕獲して手術しました。今度は、耳カットがあるので、再度手術されることはありません。今は、とてもお元気なM様です。ご家族が避難してしまったため、今は2匹の猫がご家族。ここにも人に寄り添う動物の姿があります。

5軒目は、会員さんのお宅。玄関前に野良猫多数いますが、全部手術済です。ところが、1匹耳カットなしの猫がいました。この猫は、当会に相談をいただく前に、一般動物病院で手術した猫だそうです。メス猫で、3万円以上も支払い手術されたとのこと。やはり、耳カットがあると助かります。オスはわかりますが、メスは開腹してしまうこともあります。それでは可哀想。野良猫の手術をされる方は、必ず耳カットを獣医師に依頼してください。

6軒目は、白河市大信地区。



東京都世田谷区より移住され、白河で育ったお子様も巣立ち、現在はご夫婦と猫1匹で生活をされていらっしゃるI様のお宅。長年、「ごんだぐら美術館」というレストランを経営されています。ご主人様も奥様も画家。視界に入る景色のすべてが1枚の絵のような美しさ。別世界です。この日、営業が終了したお時間にお邪魔しました。可愛い愛猫さんもいたのですが、写真を撮ろうとしたら逃げてしまいました。残念。



いろんな野生動物もいるそうです。大信にはクマもいますが、特に問題はないとのこと。自然と寄り添う生活を実践されているのですね。素敵です。



地下のアトリエも見せていただきました。本当に美術館!異次元体験をさせていただきました!!

I様は、お近くに愛猫家のお子さんもいらっしゃますので、心配はないと思いますが、白河の名所をお訪ねする気持ちで、またお邪魔させていただきたいと思います。宜しくお願い致します。

対象地域は広く、一日でたくさん訪問することは難しいため、平日の午前中に、スタッフとともに巡回訪問をしております。

亀田先生・エリ先生、有難うございました!今月も宜しくお願い致します。今回より、スタッフのYさんも同行していただくことになりました。動物が大好きな女性です。平日の巡回にも同行していただいております。皆様宜しくお願い致します。

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三毛猫親子野良猫と80歳代愛猫家ご夫妻と。

2017-08-25 09:31:57 | 笑顔見守り巡回プチヴィー
特定非営利活動法人の認可をいただき、もうすぐ7年になります。7年、大きな活動もできず、恥ずかしい限りです

4年前より野良猫の不妊去勢手術を開始しまして、当時は啓発を団体で行い、費用はすべて個人負担で行っておりました。1年後、定款変更をして、動物に関する活動もできる団体となりましたが、震災時から活動する団体とは違い、ご寄附を集めることは難しく、大変な想いをしてきました。そんな時、突然須賀川市に餓死寸前のまま放置されている猟犬セッターが8頭いることがわかり、ただただ、命を見殺しにできない想いで、レスキューに入りました。なんのあてもなく、何も考えず、ただただ、糞尿にまみれ骨と皮に痩せ細った犬たちを連れ帰りました。

緊急事態。フードも何もない。保護動物のフードは自腹!そんな状況でした。

そして、突然たくさんの支援物資が、全国各地、世界各地から送られてきてビックリしました! 世の中、理不尽なことも多いけれど、助けてくれる人たちも大勢いると感じました。その時の感謝の気持ちを忘れないようにしたいと常々思っております。

このセッターたちが、餓死寸前となったのは、飼い主が病気で倒れ、世話ができなくなったためです。ご家族は犬が嫌いな奥様だけ。知り合いが餌やりに来ていたと聞きますが、それも来なくなり、犬たちは餌を与えられず散歩もされず、糞尿の山の中、餓死寸前でした。ご家族は、保健所で殺処分と考えたそうです。この8頭のセッターを可愛がっていた飼い主様は、どんな気持ちでしょう。このような話がたくさんあるのです。動物だから、殺処分されたら終わり。問題提起もできない。飼い主様は、傷ついた心を持ったまま旅立っていく・・・そんな福島でいいのでしょうか。

超高齢化社会の日本。中心は高齢者と言っても言い過ぎではないかもしれません。また、核家族化が進み、独居高齢者、超高齢者ご夫婦世帯も当然となりました。孤独の中、ペットを飼育する高齢者、野良猫に共感し餌付けをしている間に繁殖してしまい、近隣トラブルとなってしまった高齢者。慣れない土地、慣れない習慣の中、ペットの飼育方法の違い等で、孤立を深める避難者。震災後、家が倒壊し、経済的な理由から借家暮らしとなった被災者。人の数だけ悩みや憂いがあり、弱者は解決方法を知らないまま、悩み苦しんでいるという現実があります。

当会の「笑顔見守り巡回プチヴィー」、憂いのない笑顔で生活していただきたいとの想いで名付けました。孤独死を防ぐ意味もありますが、生きている時、その時間を笑顔でいてほしいと思います。悩み苦しむ時間ではなく、ペットと、近隣やご家族と、大笑いしながら過ごす時間であってほしい。

さて、一昨日、巡回訪問宅が一軒増えました



旧白河市内、元公務員の80歳代ご夫婦宅の納屋に三毛猫が現れたそうです。すると・・・



生後一か月程度のソックリな三毛仔猫!!



1匹しかいないようです。5匹か6匹は産むのですが、母猫がご飯を探しに出掛けている間に、見つかって殺される・・・この現実。仔猫であっても殺すのは犯罪なのですが。

もし、別のお宅であったら?仔猫の命はなかったでしょう。他の仔猫は死んだのだと思います。たった1匹残った仔猫を連れて逃げ込んだ納屋。三毛母猫、ラッキーでした!こちらのご夫妻は、大の愛猫家。年齢的なこともあり、最後の飼い猫を看取ってからは、「飼わない」選択をしてこられました。でも、この三毛親子が舞い込んできたのです。必死に子育てをする親子を見て、追い出すことはできず、納屋を提供することにしたそうです。ご自分が元気な間は、面倒をみたいとお考え。

了解しました!

ぜひ、この2匹を飼い猫としてください。今は、ご夫婦共にとてもお元気です。あと20年、猫より長生きされるでしょう。もし、入院等、何かあれば、預かりボランティア宅で預かっていただきます。必死に生きる三毛猫親子の命を皆で守りましょう。愛猫家ご夫妻の生活が、猫中心に変化しそうです。素敵なことじゃないですか?

来月、母猫の不妊手術をしたいと考えております。仔猫は、早く人馴れさせて室内飼育していただくように頑張ります。もちろん、母猫の方も、室内飼育を目指したい。人馴れが難しい場合、地域猫としてお世話していただきます。

些細なことなんです。終生飼養が難しい。捕まらない。病院に行く手段がない等々、考えている間に繁殖し、近隣トラブルに発展。すぐに対処すれば、皆が笑顔で暮らせる。当会は、そのお手伝いをさせていただきます!

動物保護団体ではなく、福祉から始まった当会は、動物の問題=人間の問題とみております。動物を心配するあまりに病気になる人もいます。亡くしたペットを忘れることができず、泣いて暮らす人も少なくありません。死に直面した動物に心を痛め涙し、救われた命を見て嬉し泣きする心優しい方々。

人を笑顔に、幸せにする=福祉です。




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第二回笑顔見守り巡回プチヴィー 2017年8月19日活動報告

2017-08-24 12:33:24 | 笑顔見守り巡回プチヴィー
福島県の「ふるさと・きずな維持・再生支援事業」より助成をいただき、当会は本年度7月より来年3月まで、主に県南地区にお住まいの独居高齢者・被災者の中でペットを飼育されているお宅を定期的に獣医師と巡回訪問させていただくこととなりました。

第二回巡回訪問は、2017年8月19日土曜日でした。

前回と同じセレナをレンタルさせていただきました。乗り心地が良いです!前回同様、当会が運営する動物病院「野良猫病院プチヴィー」担当獣医師の亀田先生と奥様で獣医師のエリ先生、当会代表の私大竹とで訪問をさせていただきました。運転手は当会事務局です。

8月19日、雷を伴う、ものすごい豪雨となりました 出発時間を遅らせ、様子を見ましたが、止む気配もありません。先生は日帰りです。また高齢者の方々は、夜が早いこともあり、仕方なく豪雨の中出発しました。



一軒目は、前回同様に市内の事務所から数分の場所にあるお宅。2頭の大型犬(ミックスは、仔犬の時は何キロに成長するかわかりません)を引取り飼育されている70歳代半ばの独居高齢者宅。こんなに成長するとは思われなかったことと思いますが、大きいけれど心優しい犬たちです。アヒルにされた太郎君は、吠えますかなり吠えるので、話声が聞こえず、アヒルにされました。飼い主様によれば、臆病で甘えん坊な性格とのこと。そうなんだ~太郎君



二回目の訪問となり、2頭の顔の違い性格の違いもよくわかりました。毛艶も良く、健康そのもの。



こちらドンタ君。ドンちゃんは、とても優しく、触れるとすぐにお腹を出して撫でて~



太くて頑丈な新しい首輪。愛されていることが伝わってきます。

二軒目は、野良猫のお世話をしているお宅。最近来なくなった・・・とのお話。その猫、別の場所で見ました 

三軒目は、白河市の住宅街にお住まいの70歳代半ばの独居高齢者M様をお訪ねしました。東京からご家族全員で移住され、もう長く白河にお住まいです。が・・・3.11大震災で、共に移住されたご親戚宅は倒壊。原発事故もありましたので、避難されたそうです。また、お子様一家も遠くに避難。その後、白河には戻らないと別天地に永住をお決めになったそうです。独り、この白河に残り、保護猫2匹と共に暮らしているM様。まだまだお若く、当会のボランティア活動にも参加していただきたく思っております。M様は、ペットシッターをお願いできるご友人もいらっしゃるとのこと。このような友人がいない高齢者の方々もいらっしゃいます。の活動の趣旨を理解いただきまして、当事者のお立場から、活動にアドバイスをいただきたく思っております。亀田先生も先進地神奈川県にお住まいですので、相談や質問をされていました。今後とも宜しくお願い致します。

今回は、中島村のお宅もお訪ねしました。活動の中で、たくさんの方と知り合いました。

まずはS様宅。5千坪の広大な敷地の中、高齢者ご夫妻のお宅、別にお子さん宅があります。巡回訪問の基本は独居高齢者宅ですが、地方の場合、広大な敷地の中に、別に家を建てている方もいらっしゃいます。生計を共にしていない場合、活動の範囲とさせていただきます。理由は、お子さん世帯と付き合いがないというご家庭もあるためです。隣合っていても、話をしないご家庭もあります。一軒の家の中に家族が住み、そこにペットがいるのとは、全く違い、近くにいる分、孤独感がある場合もあります。

こちらのS様は、そんな心配はありません。皆様仲良く、お子さんも皆さん本当に良い方です。



亀田先生に手術をしていただきましたメス猫。甘えん坊でお姫様生活をしています。



5千坪・・・一つの町。草刈りは大変だそうです。遠くに(敷地内)猫がいます。



プチヴィーで手術した猫です。元気です!

S様は、たくさんの野良猫の手術をしてくださいました。中には、車に轢かれて死んだ猫もいるそうです。でも、S様に出逢えた猫は幸せです。今後とも宜しくお願い致します。自家製の野菜をいただきました!亀田先生にもお持ち帰りいっただきました。有難うございました!!



同じく中島村のK様宅。70歳代のご夫婦で、保護犬猫を飼育されています。が、お留守でした。残念。また来ますね!



途中、野犬に出逢いました 先生もビックリされたと思いますが、お世話をしている方がいます。保健所と相談し、捕獲を試みて失敗。捕獲したら飼うことになっているそうです。そんな方もいらっしゃるのです!! とても優しい野犬で、悪いことはしない。人が来ると距離を置き、近寄ると逃げる。もう何年もフィラリア陽性のお薬を飲ませているとのこと。

こちらのお宅は、猫を見かけてお訪ねし、何度目かの訪問でお子さんに会うことができました。介護が必要なご両親と重い障害を持つご兄弟。ご自身も大怪我をされて療養中。とても動物が好きなご家庭で、今後周囲の野良猫のTNRをしたいとのことです。重い障害を持つご兄弟、やはり障害のある高齢のご両親、その上動物好き。どれだけ大変なことか。障害者のご家庭も範囲に入れたいと思います!ご理解くださいませ!!

不幸な動物に心を痛める方々は、本来弱者の気持ちを理解する方々です。このような方々が、優しいために社会から孤立することのないように、巡回プチヴィーは頑張ります。

目指すは、高齢になっても、動物が好きな人も嫌いな人も、笑顔で暮らせる街づくり。そして、地域の問題は、地域で解決するのが一番。そのお手伝いをする団体です。



今回のランチは、ピザ! 当会は、飲食費計上しませんので、事務局のゴチです 1枚500円(税込)の野菜とチーズがたっぷりのピザ これ1枚で満腹です。どのこピザでしょう??

農協直売所「り菜あん」のピザです



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第一回「笑顔見守り巡回プチヴィー」報告

2017-08-21 12:35:48 | 笑顔見守り巡回プチヴィー


福島県の「ふるさと・きずな維持・再生支援事業」の採択をいただき、当会は本年度7月より、獣医師と共に毎月一回巡回訪問事業を開始致しました。名付けて、

笑顔見守り巡回プチヴィー

7月15日土曜日、第一回目の巡回訪問を致しました。担当獣医師は、野良猫病院プチヴィーで、昨年3月よりお世話になっております亀田先生・エリ先生です。このような全く利益のないボランティア活動に、神奈川県相模原市からご参加いただき、本当に有り難く思っております。



助成金でレンタカーを借りました!!来年中には、団体専用のプチヴィー車が欲しい!9か月間は、レンタルカーをお借りいたします。有難うございます。



白河市内Y様宅を訪問しました。70歳代半ばのY様は独り暮らし。6年前より大型犬2頭を飼育しています。息子さんの同僚の家で生まれた仔犬を引き取られたそうです。ミックス犬の場合、何キロに成長するかわかりませんが、スクスク成長し、現在37キロ!?吠えるため、室内で飼育し、近隣に配慮されています。昼間は、エアコンの効いた室内サークルで、飼い主様と一緒に音楽を聴き、朝晩1頭ずつ、たっぷりの散歩をし、夜は室内フリー!何という幸せな毎日でしょう。

ペットは家族

という飼い主様の笑顔が印象的でした。犬たちも毛艶も良く、幸せそう。殆どの時間を一緒に過ごせる高齢者世代のペットライフ、若い世代よりもペットにとっても良いのでは?と思うことがあります。



今まで、怖くて吠える犬という印象でしたが、実際は甘えん坊で可愛い犬たちでした



こちらは、白河市内80歳位の独居高齢者O様宅。迷い込んできた野良猫のお世話をされています。事情を近隣住民より聞き、当会で手術を致しました。その際、野良猫と言いながらも、愛情を持ってお世話されていることがわかり、保護するよりも、お世話をしていただく方が良いと判断致しました。



手術後、とても甘えん坊になり、前を通る小学生にも人気だそうです。猫を通して、皆が優しい気持ちになれたら素晴らしいです。オス猫も去勢手術をするべきです!この猫は、もしO様が入院された場合には、当会が預かります。このようなケースが増えた場合に供え、社会貢献をしたい高齢者の登録預かりボランティア制度を設けたいと考えております。



白河市内農村部、山の中にポツリと一軒の家があり、そこに90歳近い方が独りで住んでいます。写真は、Y様の愛犬シロ、5歳位とのこと。他にも多数の猫のお世話をされています。この猫は当会が手術をしました。



亀田先生に手術していただいた三毛猫も元気でした。

もし、Y様が入院されたら、万が一のことがあったら?シロや猫たちはどうなるでしょう??恐ろしい現実が農村部にはあります。想像するのも恐ろしい!!そんな時に、当会に連絡が来るようなシステム作りをしております。頑張ります!!Y様、今はお元気ですが、近くにお店がないため、週に一度来る販売者で食品を購入し、ペットフードは親戚に買ってきてもらうそうです。もし、その親戚の方が買出しできなくなったら??これも恐ろしい!!地方の方は、人に迷惑を掛けるくらいなら殺処分・・・と考える傾向があります。

この他、仔猫が生まれると川に流していたお宅を訪問しました。当会で手術したメス野良猫さんは元気にしているとのこと。この時は外出中でした。仔猫が流れていく川を、何日も見ているというメス猫・・・仔猫が川を流れて戻ってくると思っているようだとのお話でした。もう・・・流れていく仔猫を見ることはありません。このお宅は、高齢者ご夫婦と、その親の二世帯。65歳が若い世代という農村部もあるのですね。



最後は、泉崎村のK様宅。K様は、60歳代で約20匹の保護猫と暮らしています。写真は、野良猫で、当会で手術しました。去勢してから甘えん坊になり、この時もスリスリ甘えていました。オス猫も去勢すると喧嘩が少なくなり性格が穏やかになります。



中で飼うことはできませんが、居場所があり、ご飯を貰える猫は幸せです。K様宅は、若い猫が多いので、全部の猫を看取るまで、長生きしてくださいと申し上げています。もし、迷い猫や野良猫捨て猫がない福島だったら・・・こんなに猫を保護することもなかったでしょう。

第一回巡回訪問は、白河市内Y様宅、M様宅、O様宅、Y様宅、M様宅、泉崎村K様宅の6軒を訪問させていただきました。ご協力いただきました皆様、有り難うございました!



ランチは、白河ラーメンを皆でいただきました。事務局のゴチです♪ ご馳走様でした

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