特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

第二回笑顔見守り巡回プチヴィー 2017年8月19日活動報告

2017-08-24 12:33:24 | 笑顔見守り巡回プチヴィー
福島県の「ふるさと・きずな維持・再生支援事業」より助成をいただき、当会は本年度7月より来年3月まで、主に県南地区にお住まいの独居高齢者・被災者の中でペットを飼育されているお宅を定期的に獣医師と巡回訪問させていただくこととなりました。

第二回巡回訪問は、2017年8月19日土曜日でした。

前回と同じセレナをレンタルさせていただきました。乗り心地が良いです!前回同様、当会が運営する動物病院「野良猫病院プチヴィー」担当獣医師の亀田先生と奥様で獣医師のエリ先生、当会代表の私大竹とで訪問をさせていただきました。運転手は当会事務局です。

8月19日、雷を伴う、ものすごい豪雨となりました 出発時間を遅らせ、様子を見ましたが、止む気配もありません。先生は日帰りです。また高齢者の方々は、夜が早いこともあり、仕方なく豪雨の中出発しました。



一軒目は、前回同様に市内の事務所から数分の場所にあるお宅。2頭の大型犬(ミックスは、仔犬の時は何キロに成長するかわかりません)を引取り飼育されている70歳代半ばの独居高齢者宅。こんなに成長するとは思われなかったことと思いますが、大きいけれど心優しい犬たちです。アヒルにされた太郎君は、吠えますかなり吠えるので、話声が聞こえず、アヒルにされました。飼い主様によれば、臆病で甘えん坊な性格とのこと。そうなんだ~太郎君



二回目の訪問となり、2頭の顔の違い性格の違いもよくわかりました。毛艶も良く、健康そのもの。



こちらドンタ君。ドンちゃんは、とても優しく、触れるとすぐにお腹を出して撫でて~



太くて頑丈な新しい首輪。愛されていることが伝わってきます。

二軒目は、野良猫のお世話をしているお宅。最近来なくなった・・・とのお話。その猫、別の場所で見ました 

三軒目は、白河市の住宅街にお住まいの70歳代半ばの独居高齢者M様をお訪ねしました。東京からご家族全員で移住され、もう長く白河にお住まいです。が・・・3.11大震災で、共に移住されたご親戚宅は倒壊。原発事故もありましたので、避難されたそうです。また、お子様一家も遠くに避難。その後、白河には戻らないと別天地に永住をお決めになったそうです。独り、この白河に残り、保護猫2匹と共に暮らしているM様。まだまだお若く、当会のボランティア活動にも参加していただきたく思っております。M様は、ペットシッターをお願いできるご友人もいらっしゃるとのこと。このような友人がいない高齢者の方々もいらっしゃいます。の活動の趣旨を理解いただきまして、当事者のお立場から、活動にアドバイスをいただきたく思っております。亀田先生も先進地神奈川県にお住まいですので、相談や質問をされていました。今後とも宜しくお願い致します。

今回は、中島村のお宅もお訪ねしました。活動の中で、たくさんの方と知り合いました。

まずはS様宅。5千坪の広大な敷地の中、高齢者ご夫妻のお宅、別にお子さん宅があります。巡回訪問の基本は独居高齢者宅ですが、地方の場合、広大な敷地の中に、別に家を建てている方もいらっしゃいます。生計を共にしていない場合、活動の範囲とさせていただきます。理由は、お子さん世帯と付き合いがないというご家庭もあるためです。隣合っていても、話をしないご家庭もあります。一軒の家の中に家族が住み、そこにペットがいるのとは、全く違い、近くにいる分、孤独感がある場合もあります。

こちらのS様は、そんな心配はありません。皆様仲良く、お子さんも皆さん本当に良い方です。



亀田先生に手術をしていただきましたメス猫。甘えん坊でお姫様生活をしています。



5千坪・・・一つの町。草刈りは大変だそうです。遠くに(敷地内)猫がいます。



プチヴィーで手術した猫です。元気です!

S様は、たくさんの野良猫の手術をしてくださいました。中には、車に轢かれて死んだ猫もいるそうです。でも、S様に出逢えた猫は幸せです。今後とも宜しくお願い致します。自家製の野菜をいただきました!亀田先生にもお持ち帰りいっただきました。有難うございました!!



同じく中島村のK様宅。70歳代のご夫婦で、保護犬猫を飼育されています。が、お留守でした。残念。また来ますね!



途中、野犬に出逢いました 先生もビックリされたと思いますが、お世話をしている方がいます。保健所と相談し、捕獲を試みて失敗。捕獲したら飼うことになっているそうです。そんな方もいらっしゃるのです!! とても優しい野犬で、悪いことはしない。人が来ると距離を置き、近寄ると逃げる。もう何年もフィラリア陽性のお薬を飲ませているとのこと。

こちらのお宅は、猫を見かけてお訪ねし、何度目かの訪問でお子さんに会うことができました。介護が必要なご両親と重い障害を持つご兄弟。ご自身も大怪我をされて療養中。とても動物が好きなご家庭で、今後周囲の野良猫のTNRをしたいとのことです。重い障害を持つご兄弟、やはり障害のある高齢のご両親、その上動物好き。どれだけ大変なことか。障害者のご家庭も範囲に入れたいと思います!ご理解くださいませ!!

不幸な動物に心を痛める方々は、本来弱者の気持ちを理解する方々です。このような方々が、優しいために社会から孤立することのないように、巡回プチヴィーは頑張ります。

目指すは、高齢になっても、動物が好きな人も嫌いな人も、笑顔で暮らせる街づくり。そして、地域の問題は、地域で解決するのが一番。そのお手伝いをする団体です。



今回のランチは、ピザ! 当会は、飲食費計上しませんので、事務局のゴチです 1枚500円(税込)の野菜とチーズがたっぷりのピザ これ1枚で満腹です。どのこピザでしょう??

農協直売所「り菜あん」のピザです



この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第一回「笑顔見守り巡回プチ... | トップ | 三毛猫親子野良猫と80歳代... »
最新の画像もっと見る