怪我を防ぎ、ボディバランスを高めるコンタクトトレーニング | バスケ選手のためのトレーニング理論

バスケ選手のためのトレーニング理論

理学療法士の臨床経験やトレーナーの現場経験を活かして、バスケ選手のためのトレーニング理論を追求しています。
独自の理論をバスケ選手や指導者に向けて配信することで、日本のバスケットボール界に貢献していきたいです。




バスケットボールは膝関節前十字靭帯損傷や足関節靭帯損傷が最も多いスポーツであるといわれています





その理由は空中での接触が最も多いスポーツであるからだと考えます





野球は相手とのコンタクトが限りなく少なく、バレーボールはネットで区切られており、サッカーは空中での接触がバスケットと比較して少ないです





バスケのような空中でのコンタクト動作が頻発する競技の傷害予防は単なるストレッチや筋力強化だけでは難しいのが現状です





いくら身体が柔らかくても、いくら筋力があっても競技毎によく起こるような競技動作トレーニングを行わなければ怪我は減りません






帯同チームではストレッチや筋力トレーニングと並行して、空中でのコンタクトトレーニングをしっかりと行います






悪い空中コンタクト(左側の選手)

トレーニングのポイント
・空中で当たり負けしている
・その結果、着地でのパワーポジションがとれない
・片足ずつ着地をしている
⇒全てが怪我のリスクを招く





動画を用いた解説と動作指導後







人によって当たりが異なるため頻繁にパートナーチェンジ

トレーニングのポイント
・パワーポジションでの着地をとる
・必ず両足同時に着地をする
・空中で接触してもバランスを崩さない





足関節靭帯損傷においては着地動作での受傷が90%を占めるという報告もあります





そのため、バスケ選手は着地トレーニングを行わない訳にはいきません





この際の注意点はコンタクトトレーニング中に怪我をしないことです!!





その対策としてジャンプスクワットの練習をする、コンタクトがない状態での着地トレーニングから練習をする、体格差が合ったパートナーからの実施するなどでトレーニング中の受傷リスクを抑えます





このトレーニングは傷害予防に限らず、空中でのボディバランスを強化できたり、良い着地からの素早い一歩に繋がるなどパフォーマンス向上にも繁栄します!!







理学療法士
Takata Akito