今日は高学年のお話し会。

今年度最後になります。

いつもこの時期、

卒業する6年生に向けた絵本を読みます。

今日読んだのはこの二冊。

 

 

「あなたの一日が世界を変える。」

そういわれても、

「何を大げさなことを」、

「そんなことできるわけないさ」と

思うかもしれない。

世界の人口が73億人。

わかりやすく、70億人としたとして、

私が、今日一日を素晴らしい一日だと、

大切に過ごすなら、

70億分の一だけ、世界は平和になります。

これが、

あなたと私、二人が、

今日一日を大切に過ごしたらどうでしょう？

70億分の２だけ、

世界は平和でよい世界になります。

たった二人じゃ、たいしたことはないですか？

では、10人だったら？

7千万分の１、

100人だったら

700万分の１．

1億人だったら７０分の１、

世界はより良い世界に、

平和で幸せな世界になります。

あなたや、あなたの周りの人が、

今日一日を大切に過ごすことは、

世界を変えることになるのです。

そんなお話です。

あなたには世界を変える力があるんです。

 

以前、バタフライエフェクトのお話をしましたが、

それも、同じことです。

蝶がこちらで羽ばたけば、

地球の裏側で台風が起きる。

あなたの起こした行動が、

誰かを変える力を持っているのです。

今日のあなたの行動が、

世界を変えるかもしれませんよ、

というお話。

 

 

 

かえるくんは川にうつった

自分の姿に見とれながら

「ぼくは世界一の幸せ者だ」

と喜んでいましたが、

そこへやって来たあひるくんが

空を飛んでみせたのを見て

とてもうらやましくなるのでした。
あひるくんは空を飛ぶ事が出来て、

こぶたさんは

おいしいケーキを作るのが上手で、

のうさぎくんは

本を読む事が出来るという、

それぞれに得意な能力があるのですが、

そのどれもかえるくんには出来ず

落ち込んでしまいます。

でも、ここで賢明な野うさぎくんんの

言葉がかえるくんを救います。

この絵本はそれぞれに能力の優劣があっても

そんな事は人間の価値には全然関係なくて

自分らしさが一番大切なのだよと

優しく教えてくれている絵本です。

人生を生きて行く中で

ありのままの自分を愛せる様になる事の

素晴らしさに気づかせてくれる

ほのぼのとした絵本です。

 

 

そして、最後に、

「今日が輝く１０の問いかけ」を

子どもたちに投げかけました。

・あなたは今、笑顔ですか？

・あなたにとって大切な人は誰ですか？

・あなたが大切な人のためにできることは何ですか？

・あなたが、他人や社会にできることは何ですか？

・あなたは、自らの良心に従って

　行動することができますか？

・あなたは「気づき」を大切にしていますか？

・あなたは素直な心で「ありがとう」が言えますか？

・あなたはどんな人になりたいですか？

・あなたはどんな一日を過ごしますか？

・あなたは今、笑顔ですか？

 

皆さんも考えてみてくださいね。

 

子どもたちに、

「どんな人になりたいですか？」

と聞いたら、

「信頼される人になりたい」

「いつも笑顔でいられる人になりたい」

と、答えてくれた子がいました。

 

みんなにはそれぞれ、

自分にしかできないことがあるんです。

今はまだ、わからないかもしれないけど、

みんなが大きくなった時に、

自分のいいところを生かせる仕事が

できるようになっていたらいいですね。

 

みんなには世界を変える力があるんだから、

そう思って、自信をもって

これからの中学校生活を送ってください。

 

そう結んで終わりました。

 

全ての旅立つ子どもたちへ、

この言葉を贈ります。